miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

横綱相撲と日本人の美意識

2015-11-19 | Weblog
横綱の白鵬が、猫騙しの手を使って、勝負を決めたことに対し、批判の声が上がっている。モンゴル人の白鵬にしては、なぜ批判されるのか、意味が解らないに違いない。「猫だまし」も「張り手」も相撲の勝負手であり、格闘技は勝っていくらの世界だ、と言うのが一般的な世界の常識であり、むしろ珍しい手を使って勝ったのだから、得意になっていたのではないか、勝ったあとのニャーとした笑は、それを表していたと思う。

横綱になったら、「堂々とした横綱相撲」を取らなければならない。と言うのは、日本人独特の美意識であり、横綱昇進に際して日本人の美意識教育がなされていないから外来の人たちには解らない。特に白鵬は張り手を多用するが、日本人の感覚では横綱たるものが使うべき手ではないのです。昔の横綱で張り手など使った場面を見たことがない。しかし近年、日本人横綱の昇進なく、堂々と受けて立つ横綱相撲は見られなくなり、張り手が横綱の強力な一手として認知され始めている。頂点に立った者は、姑息なてを使わない、と言う日本人の美意識復活はあるのか。

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