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8月 ひとりごと

2018-08-01 06:22:03 | ひとりごと
こんにちは、今月は、夏休みやお盆休みを利用して帰省や行楽地へお出かけする方が多いと思います。すると、ちょっとのつもりのトイレ休憩が、意外と長丁場になったりすることもあります。ちょうど先日、トイレの待ち時間短縮について書いた記事を新聞で目にしましたのでご紹介しましょう。トイレの待ち時間を減らすための工夫には、知らず知らずのうちに人間の行動を変化させる手法で、「ナッジ」と呼ばれている理論だそうです。「ナッジ」は、言葉に頼ることなく、人間の行動心理に働きかけるもので、例えば、人は暗い空間にいる時、明るい場所を見つけると明るい方向に向かって進みたくなる心理が働きます。これを「サバンナ効果」と呼ぶそうですが、これを利用して、トイレ空間の奥に明るい暖色系の色、反対に手前には明るさをやや落とした寒色系の色を使うと、奥の個室の利用率が上がり、混雑の解消に効果的なんだそうです。そう言われてみると、確かに明るい方に進みたくなって、奥の個室から使う気になりますよね。この「ナッジ」ですが、訪日客が増える東京オリンピックに向けても、行列を減らすために有効な手法として注目されています。「サバンナ効果」を利用した配色の他にも、設備のレイアウトの仕方で動線を整理するという方法もあります。神奈川県川崎市にある等々力(とどろき)陸上競技場のトイレは、洗面台がトイレの真ん中に仕切りのように並んでいます。また、入口と出口が分けられてトイレ内が一方通行になっており、個室の内壁を青、ドアを白と塗り分けることで、使用中かどうかが一目で判るようになっています。そうすると、トイレに入ってから出るまで、人は自然とほぼ直線で動くんだそうです。お出かけ先のトイレ休憩が長くなりそうな時は、色んなトイレ作りの工夫を観察してみると、面白いかもしれませんね。それでは、厳しい暑さが続きますので水分補給、暑さ対策、冷房対策を十分にして、お出かけを楽しみましょう。 


霧ケ峰高原のニッコウキスゲが満開でした。7/15(日)
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