こんにちは、本格的な暑さが続く今日この頃、体調など崩されていませんか?最近、窓の外に目を向けると、植物が青々と生い茂っている様子が見受けられます。さて皆さんは夏に咲く花と言えば何を思い浮かべるでしょうか。今回は、7月~8月にかけて咲く「ハス(蓮)」についてお話します。公園やお寺の池などに咲くハスは、ピンク色でとても大きな花を咲かせます。そして、仏画などでは仏様と一緒に描かれることがとても多い花です。 実はこのハスにはとても古い歴史があり、およそ1億4千年前から地球上に存在していたと言われています。気が遠くなるほど昔ですよね!では、なぜ仏様とともに描かれることが多いのでしょうか。ハスは仏教に深くかかわりの花であると同時に、インドで生まれたヒンドゥー教の象徴でもありました。水の中から天に向かってまっすぐ伸び、凛と咲き誇る姿が、俗世にまみれずに清らかに生きることの象徴としてとらえられ、それが仏教に継承されたという説があるからです。もうひとつ、ハスで注目したいのが、驚異的な撥水性(水をはじく効果)のある葉っぱです。ハスは、葉の表面が水に濡れてしまうと生きるのが難しいことから、自ら汚れを落とす自浄作用があります。この自浄作用があるからこそ、1億4千年前という気が遠くなるほど昔から現在まで生き残っているのかもしれません。また、ハスは英語で「lotus(ロータス)」と言うことから、この撥水性の効果は「ロータス効果」と呼ばれ、現代の私たちの日常生活にも応用されています。例えば、「水をはじく傘」や「ご飯がつきにくいじゃもじ」、「テフロン加工のフライパン」、そして一部の「ヨーグルトのフタ」などが挙げられます。きっとこれらのどれかは、皆さんも日常で触れたことがあるはずです。しかし、ハスの葉の撥水効果の応用だと知っていた方は、少ないのではないでしょうか。昔から私たちの身近にあった自然が、今の私たちの生活を便利にしてくれているなんて意外ですよね。この夏は、ハスの花の咲く公園などでゆっくりと自然の恵みを観察するのもいいかもしれません。ただし、外出の際には日傘や帽子などの紫外線対策と、こまめな水分補給で熱中症対策を忘れずに行いましょう。

梅雨も明け天気もまあまあ、此の日の昼食は長門牧場で窯焼きピザとソフトクリーム♪6/30(土)

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