こんにちは、残暑もようやく過ぎて、心地よく過ごせる季節になりました。あちこちで文化行事が開催されるこの時期、絵や書や音楽、皆さんは鑑賞派でしょうか、それとも自分でチャレンジ派でしょうか。メインは鑑賞派だけど、自分でもちょっとやってみたい、という方もいらっしゃるかもしれませんね。習い事教室に行ってみるのもいいけれど、もっと気軽に始められることを探している方は、ここ数年、静かなブームになっている「文房具のコレクション」はいかがでしょうか。文房具と言っても色々ありますが、コレクションと言ったら、まずは万年筆をはじめとする筆記具がメインかと思います。万年筆は「持っていたらカッコイイ、憧れの高級アイテム」というイメージがあります。今はお小遣いで気軽に買えるような価格帯の、カジュアルな商品もたくさん出回っていますから、まずは万年筆というアイテムの、ボールペンとは違う書き味を試してみるのも良いかもしれません。万年筆に慣れてくると、次に凝りたくなるのがインク。昔は万年筆のインクと言えば群青か黒の二択だったように思いますが、今は水色や黄色など、様々な色のインクが販売されています。カラーインクの魅力は、発色の美しさ、容器のデザイン性の高さ、こだわりのネーミングでしょうか。全国各地の文具屋さんがご当地をモチーフとして作った、“ご当地インク”というものもあります。札幌の文具屋さんが作った「四季」というインクシリーズが始まりで、これは北海道の四季を4色で表現していて、春は「クローバー」、夏は「ラベンダー」、秋は「もみじ」、冬は「みかん」。旅先で見つけたらつい全色欲しくなってしまうような、素敵なネーミングです。“ご当地インク”の中には、オンラインショップで入手可能なものもたくさんありますので、色々と探してみるのも楽しそうです。こだわりのインクを使って、ペン習字やイラストなど、新しい趣味に挑戦するのもいいものです。では、今月も健やかにお過ごしください。

松川町、嶺岳寺(れんがくじ) 境内に約5万株が咲く彼岸花の名所。蕾もまだありますが見頃です。9/30(月)

松川町、嶺岳寺(れんがくじ) 境内に約5万株が咲く彼岸花の名所。蕾もまだありますが見頃です。9/30(月)