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アリス=紗良・オット(ピアノ)サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮ミュンヘン・       フィルハーモニー管弦楽団

2023-03-05 09:41:05 | 音楽夜話(クラシック)
3・4


04:05-06:00 20.05-22.00 BR-KLASSIK


レーマン=ホルン Markus Lehmann-Horn:憤慨 Empörung(ミュンヘン・フィル委嘱作、世界初演)
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
ソリスト・アンコール:エリック・サティ グノシエンヌ第3番 
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
アリス=紗良・オット(ピアノ)サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
2023年2月17日 ミュンヘン、イザールフィルハーモニー




レーマン=ホルン (世界初演)時折初演もので引き込まれることがある。
この作品が久々そうだった。スペクタクルな感じは映画音楽のようだけれど
面白かった。


久々のアリスさんだった。元気で演奏活動されているのはうれしい。
本日はラヴェルの「左手」だ。ちょっとおどろおどろしい感じはあるものの
曲調がそうで、それらに果敢に挑んでいくアリスさんも、ラヴェルが
好きなのだろうと思う。


ミュンヘン・フィルというとチェリビダッケを思い出すけれど、もうその時代も過ぎ
活動は続けられている。名門のオーケストラだけれど、何やっても現代的に聴かせる
という感じがある。ローカルオケではないという自負があるのかもしれない。
これだけグローバル化がすすんでしまうと、ローカルオケでいることが、このような団体には
できないのかもしれず、使命を負わされてる感じもする。
「春の祭典」は変拍子がある技術的に難しいもので、指揮者泣かせの1曲らしい。
作曲者のストラヴィンスキーが指揮できなかったというような逸話もあり、ピアニストだったら
弾けないものを作曲できるかという話になるけれど、自作を振れなくても、ほかの指揮者が
できればそれに越したことはないものと思うけれど、現実は厳しいらしい。
骨太のスペクタクル感のある作品。




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