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ラフェル・ブレーデ(アルト)アレクサンドル・メルツィン指揮 コトブス州立劇場フィルハーモニー管弦楽団 マーラー5番

2023-09-22 06:00:40 | 音楽夜話(クラシック)
9月21日


RBB文化ラジオコンサート


3:00-5:30 22:00-22:30 RBB


ツェムリンスキー:歌劇「ザレマ」~前奏曲
アルマ・マーラー:7つの歌
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調


ラフェル・ブレーデ(アルト)
アレクサンドル・メルツィン指揮
コトブス州立劇場フィルハーモニー管弦楽団
2023年3月17日コトブス、州立劇場




ウィーン・リーベライ - 第6回フィルハーモニー管弦楽コンサート(コトブス州立劇場)
https://www.youtube.com/watch?v=YeWzAFyIOFk&t=7s




インターネット・ラジオ放送で聴いたのだけれど、楽団のYOUTUBEに演奏が
残っていた。楽器の音も刺激的でなく丸みを帯びているような。旧東ドイツ
的な音色を持ち、アンサンブルもしっかりしていて、伝わるものを持っている。
コトブスはブランデンブルグ州にあり、旧東ドイツに当たる。人口10万人
位の街。そこにこのような歌劇場付きのオケがある。ヨーロッパはやはり
奥深く凄いところだと思う。ある意味うらやましいところ。
プログラムはアルマ・マーラーをめぐる、二人の男性の曲でアルマの曲は
挟まれている。3角関係の様な・・・。絵模様がある。


アルマはツェムリンスキーに師事していた頃、歌曲を書いていたようだけれど、
グスタフより進歩的で、新しい書法で作曲していたような感じで、そんなことも
あってグスタフから作曲を止められたのかも。プログラムの詳細は調べても
よくわからなかったので、聴くにとどまった。
マーラーの5番も丁寧に演奏されていて、テンポ感はそれほど早いものでは
ないけれど、重さはなく前にも進む。金管やホルンも音が尖ってなくて
爆音でもないし、ちょうどいいところに収まっている。バランスがいいのでは。
録音に使用されてるマイクも要所要所に立っているし、録音も考えられてるのかも。
歌劇場もそれほど大きいものではない感じで、2階席も伝統的な昔風の作りで
この歌劇場が長く使われていることがわかる。その中での演奏だから、古式ゆかしい
感じがするのかも。ステレオLP期の音色がある、東欧のオケという風情。デジタル
でないアナログのおいしいところが残っている録音みたいな響きがする。
演奏は長く感じられず引き込まれた。恐るべしドイツのオケ。




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