谷あり谷あり。

鬱と自律神経失調症と若年性更年期障害とパニック歴15年です。それでも何とか一児の母やってます。

弾丸帰省。

2016-04-25 23:40:21 | 子育て
ちょっとした用事があり一泊二日の弾丸帰省をしてまいりました。


(因みに旦那、私、息子、愛犬)


里帰り以来なので約1年半ぶりの実家です。

夜に実家に着いて一泊して翌日午前中に旦那実家に寄りすぐ帰りました。

なんせ車で片道6時間+乳幼児ですから早め早めの行動を心がけました。


あまり深く考えないで私の実家に泊まったんですけど、うちの両親は孫に会いたくて楽しみにしていたようなんです。
私も息子に会ったら喜んでくれるだろうなぁと普通に思ってました。

しかし、実家に着いて食事などしながら1時間…2時間と時が経つごとに両親のテンションに異変が…


両親が最後に息子に会ったのは約5カ月前。

その時息子1才で、まだまだ赤ちゃん赤ちゃんしていて怪獣の尻尾がちょこんと小さく見え隠れしている状態でした。

それから5カ月経った息子の尻尾はニョキニョキと伸びて怪獣さも増していて、その息子の怪獣っぷりにうちの両親がちょっと引いていたんです。



でも毎日息子と過ごしている私や旦那はもう麻痺していて多少ヤンチャな遊び方をしても何も気にならない。
今日も元気で通常運転だなって感じなのですが年老いた両親には「え?息子ちゃんいつの間にこんな怪獣になっちゃったの?前回会った時は大人しくておっとりタイプの子だと思っていたのに…」的な空気がビシビシと伝わってきて昨夜は早々に旦那とみんなで奥の部屋で休ませて頂きました。


息子を産み育てていつも思ってきたのですが、その場面その場面で「あ、私はこうやって育ててもらってなかったな」みたいのが不思議と感じて分かってしまう時が多々あるんです。
乳幼児の記憶なんて無いのになんか分かる時があるんです、不思議と。
分かるというより感じるの方が近いかな。

4歳とか10歳とか思春期の頃の子供側であった私の忘れていた記憶や感情もドバドバと溢れだしてきたりもする。


私の母は今でいう「毒親」でした。
どっちかというとネグレクト系の。
放任主義といえば聞こえはいいのですが、子供に興味が無い人なんです。
母が興味あるのはただ1人自分だけなんです。
なので私やすぐ下の弟の世話はほんっと最低限だけして放置。
4歳からは祖父母丸投げで放置でした。
私が何が好きで何が嫌いで何に興味があって何を思って幼少期を過ごしたのか母は全く知りません。
知ろうともしませんでした。

とにかく私に迷惑をかけないで、私の時間を取らないで、てこずらせないで言う事を聞いて「いい子」でいてという人でしたのでそうやって私達に幼少期から言い聞かせて育てたのでしょう。
私達兄弟はそれはそれは手のかからない「いい子」だったと母から耳にタコが出来る程聞かされてきました。


でも私としては4歳から同居した祖父母を実の母だとある時期まで本気で思っていたくらい母との思い出がありませんし、母を母だと認識したのは7歳の時に新しい父親と再婚した時なんです。
それまではこの若い女の人ちょくちょくうちに帰ってきては私に小言だけ言ってまたいなくなるけど誰なんだろうという認識でした。
新しい父親と再婚した時に別の場所に連れて行かれ「今日からこの新しい父親と家族みんなで暮らすからね」と言われそこで初めて「えーっ!この人私の母親だったの?!いやいや、私祖父母と暮らしたいからあんた勝手に新しい父親と2人でここで暮らしなよ」とかなり反抗的な気持ちになったのを覚えています。
でも当時まだ7歳の子供、そんな意見は通る訳もなく18歳で実家を出るまでその「母親」と名乗る人と暮らした訳ですが…やはり最後までというか今でも「母親」だと言う事にあまりピンと来ない感じでここまで来てます。


母にとっては手のかからない子が「いい子」、おとなしく騒がない子が「いい子」です。
私も弟達もそれを知っていたので小さい時からとにかくおとなしく親の顔色を見ながら生きてきました。
ちょっとでも親に手をかけさせたら怒られ叩かれ無視をされました。
風邪なんてひこうものなら「こんな金の無い時に風邪なんてひいて」と責められるので体調が悪くても我慢して学校で倒れてしまった事もありました。


母の毒親エピソードは山ほどありますがそんなこと聞いたり読んだりしても人は不快にしか思わないのでこの辺にしときます。
とにかくそんな母親でしたので今も昔も私も弟達も母を母親だと思っていません。
弟達に至っては今では母親と絶縁しています。
私は父親は大好きだし息子を父親に会わせてあげたいので父親にくっついてくる母親の存在にストレスを感じながら息子を会わせています。
父がいなかったら、息子がいなかったら多分私も弟達と同じように母とは絶縁していたと思います。

今回息子を連れて実家に帰った際に母がヤンチャな息子を見て一言「もう少し大きくなったらおりこうさんになると思うわよ。」と言いました。
息子は別におりこうさんでも悪い子でもなくただ遊びたくて遊ぼうとしてた、ただそれだけなんです。
そんな息子のやることなすことに怖い顔をして「ダメ!それもダメ!」と怒る母。
息子からしてみたらただ目の前にあるスーパーの袋や新聞などで遊ぼうとしているだけなのに。
あまりに大声で母が怒るので息子もビックリして大泣きする始末。
すっかり母に怯えてしまいました。
そんな息子を見て母がまた一言「はー。誰に似たのかしらね。あんた達はこんなんじゃなくてみんなおりこうさんだったのに、旦那さんの血筋かしら」と旦那の前で言いました…。
(旦那には後でしこたま謝りました)
そんな母の息子への対応を見てあー、私もこうやって育てられたんだろうなぁと思いました。
ダメというならダメじゃないものを代わりに渡してあげたらいいじゃないですか?
うちでは夫婦で話し合って息子が触ったらいけないものを触ろうとしたら、代わりのものを渡したり気をそらしたりしてなるべくダメと言わないようにしています。
本当に危ないもの危険なものは「イタイイタイだよ」「アチチだよ」と言うようにしています。
まだ何が良くてダメか分からない1歳児ですがなるべく○○だからダメなんだよと理由を言うように気をつけています。
ダメと一言怒った方が親としては楽ですが、それだと息子の気持ちを無視している気がするんです。
息子は親を困らせようとわざとしている訳じゃないですよね?
興味や好奇心があってしようとしてるだけなのになんでもかんでもダメばかり言われては息子がかわいそうだし、息子も感情を持った人間なので私は威圧的になったり感情的になって息子に対応したくない。

でも私も1歳になる頃はうちの母みたいに息子に接してました。
あまりにも毎日息子にダメダメ言っていたため息子も段々私の顔色を伺うようになりました。
そんなある日なんでもないことで私がビックリして「あれ?」っと言っただけで息子が体をビクッとしたんです。
凄く暗い表情でビクついてる息子を見て「私こんなに小さい子供になにをそんなに毎日鬼のような顔で怒ってるんだろう」と猛省しました。
(多分私はこの時の息子の姿を一生忘れないと思います)
これはヤバイ、変わらなくては。
でも私はそうやって母に育てられてきたから他の方法が分からない。
慌ててネットや本を読んだり子育ての先輩に相談して自分の息子への接し方を変えてきました。
今でも気持ちに余裕が無い時やイライラしてる時についつい強い口調になってしまう時もあります。
そんな時はトイレに行って少し気持ちを落ちつかせるようにしています。
きっとこれから息子はもっともっとヤンチャになり、その度に私は自分の感情をコントロールしながら試行錯誤していかなきゃいけないんでしょうね。
別に叱らない子育てをしようなんて思ってはいませんしそんなの理想論だと思っています。
ただそんなに目くじらを立てて怒鳴らなくても息子にルールを教える方法を色々試行錯誤していこうと思うんです。
その方が息子も私も結果的に気持ちよく生活出来る。
それに母が言う「おりこうさん」ってようは親にとって都合良く生きてくれるって事でしょう?
私も弟達も全然「おりこうさん」では無かったんですよ。
母の前だけそう振舞っていただけで。
「おりこうさん」風にしていないと生きていけないと本能で感じていたからですよね。
母といてもくつろげない、のびのびできない、これは大人になった今でもそうです。
いつ怒鳴られるか叩かれるか分からない、母の機嫌を損ねたらご飯だってもらえない。
私にとって母との生活はそれはそれは苦痛で拷問のような時間しかなかった。

母のしていた事は子育てじゃなく「支配」です。
でも子供はいつか大人になり支配されなくなる。
私達兄弟は母とは絶縁しましたが兄弟間ではたまに連絡を取り合います。
母への拒絶心は私より弟達の方が強く「あいつが死んでも葬式にも出たくない」というほどです。
私達兄弟様々母への思いは違っても1つ共通しているのは全員母への信頼感というものが全く無いんです。
母から一方的に支配されていた関係なので全く信頼関係が築かれてきてないんですよね。
こんなに悲しい寂しい親子関係ってないと思いませんか?
誰も幸せになっていない。
たまにこの事を思うととても悲しい気持ちになります。

だから私はこれからも自分をコントロールしながら試行錯誤して息子に接していこうと思っています。

「おりこうさんじゃなくていいんだよ」
「良いところも悪いところもひっくるめてありのままのあなたを愛しているよ」と伝え続けていきたいです。


これは理想論なのかな?
綺麗事なのかな?
子育てってきっとそんな簡単なものじゃないんでしょうね。


でも少しでも旦那も私も息子が楽しく過ごせるように私も変わっていきたいと思います。





旦那少し変わる。

2016-04-07 20:23:08 | 日記
昨日、今日明日と新しい部署に異動になった旦那のシフトがまさかの3連休です。


旦那が今まで私が担ってたものを半分ほど引き受けてくれています。



愛犬のお散歩
掃除・洗濯
食器の後片付け
息子の食事作り
息子と遊ぶ1/3


旦那
息子とお散歩
自分の食事作り
息子と遊ぶ2/3


あれ?
半分じゃないな、1/3かな(笑)

でもこれまではずっとこれらを1人でやってきた事を考えるともう非常ーに楽です!


元々息子は遊ぶのだけはパパ!な子なのでそれをほとんどしてもらえるだけでほんっと助かります。



3連休入る前に私何気なく旦那に言ってみたんですよね。

私「あのさ、今まで何回か日中息子見てもらった事あったじゃない?私は出先で「今頃旦那は疲れきって倒れてるだろう」と予想して帰るんだけど何故だか毎回涼しい顔して「おかえりー!」って出迎えるよね?息子の面倒大変だったんじゃない?って聞いても「全然よゆー」ってぶっこいてたよね?あれについて私ずっと疑問で考えてたんだけど最近やっと答えが出たの」


旦那「え!なに?」



私「あのね、あなたは息子の面倒だけをずーっと見てるだけだからなのよ。私はね息子の相手をしながら洗濯、掃除、食事作り、後片付け、お風呂入れ…これを1日にやらなきゃいけないの。
だからキツイの。私もあなたみたく何もしないでずっと息子の面倒見てるだけならこんなに毎日ヘロヘロにはなってないと思うのよ」



旦那「…分かった。じゃあ休みの日の食事作りは俺がするよ。でもその間ずっと息子の相手しててよ?」


私「いやだーかーらー、普段から私はそれをどっちもやってるんだってば!」



旦那「え?だって料理中に足元にまとわりついてきたらどうするの?料理出来ないじゃん」



私「…つべこべ言ってないで1度やってみろ」




旦那「はい…」



って事になりまあ私も横から色々助け船出しましたが自分の料理くらいは作るようになりました。

息子を何とかあやしながらね。


でも料理後の後片付けはまだ私だし、自分の食事作りと並行して息子の食事作りは出来ないので旦那が座って食べようとした時に息子がピーピー鳴いてお腹すいた攻撃をした時はイライラしてたようです。

ふふん


そうだろそうだろ


旦那さんよ


イライラするだろ?


私がいつも自分の食事を流しで立ったままかきこんでる理由が分かっただろ


自分の隣で息子と一緒に食事をしても、やれこぼした、ひっくり返した、スプーンでよこせアピールでアタフタしてるうちに自分の料理なんてとっくにさめちまうんだよ



食べ終わったらすぐウンチをする息子のオムツを替えたりしているうちに郵便が来たり荷物受け取ったりしているうちに気がついたら自分が食事中って事さえ忘れるんだよ…



それが365日×3なんだよ…



まあそれらは追い追い分かって慣れていってくれたらよいと思ってますがね。



私も乳幼児のいる生活をイライラせずに受け入れるまでにかなり時間がかかりましたから。


自分のペースでとか、これだけはこうしたいという拘りは捨ててしまいなさい、そうしたら楽になりますよ…これは私が育児ノイローゼの時に上から降ってきた言葉です(笑)








新たな生活リズム。

2016-04-04 21:26:36 | 子育て
悪夢のようなノロウイルス事件から2週間程経ちました。


おかげさまで息子も旦那も全快し、私もヒヤヒヤしていましたが感染せずに終わりました。


来シーズンからは我が家にノロウイルス菌が入らないように消毒などを徹底的にしようと思います。


さて、12月あたりからずっとノロウイルスやら風邪やらで休む以外全く休みなく働いていた旦那がこの度4月1日付けで異動で部署が変わりました。



思い出してみたら今の前の部署に移って3年間、本当に本当に激務でした。


悪阻の10ヶ月、息子を産んでからの1年3ヶ月、1番いて欲しい時にほとんど旦那は家にいませんでした。

帰りはだいたい22時過ぎ。

忙しい時は朝4時に帰宅して9時には出勤していました。

休みは1ヶ月に2回あればいい方でたまの休みは日頃の疲れからはほとんど寝ている旦那。

特に年末からのこの4ヶ月間は本当に酷い勤務体制で、しまいには息子も旦那に懐かなくなり母子家庭状態でした。


段々と私も息子と2人の生活リズムに慣れてしまいたまに旦那が家にいるとリズムが崩れるのでいなくてもいいかなって感じになっていました。

夫婦の会話も次第に無くなりお互いいっぱいいっぱいでピリピリイライラ。

息子の前ではそんなところを見せたくないと努力していましたがどうしてもお互い口調もつっけんどんになり、私も旦那の嫌なところばかり目についてしまって正直愛情もあまり感じなくなってました。


恐らくそれは旦那もそうだったと思います。


夫婦は喧嘩もしなくなったら終わりとはよく言ったもので、なんかあっても腹が立つよりどうでもいいやって感じになり…ほんと家の中の雰囲気は最悪でした。

そんな時に今回の部署異動。


今までのシフトはなんだったんだろうと思うようなシフトになりました。


帰宅は19時!

休みは週に2日!

なんと上司に頼めば年に2回は連休になる!


同じ会社なのにこんなに違うの!?ってビックリです。


これからは旦那に息子を預けて美容室も、歯医者も、その他諸々今までより気軽に予定を立てられると思うと…(涙)

ヨチヨチ歩きの息子と愛犬を連れてあっちもこっちも見ながらのお散歩も旦那が一緒に行ってくれたら本当に楽になります。


息子を見てくれていたら家事も用事も数倍捗ります。


いやー、本当にキツカッタなぁこの2年間。


旦那も気持ちが楽になったようですっかり元の温厚穏やかな旦那に戻ってくれたし…まあ私の旦那への愛情は相変わらず薄いですが(えっ)

とにかく家事をやらない人なのでね…

まあ息子のためにもずーっと私といるよりたまに旦那とも遊ぶ方がいいですしね。


少しは普通の「家族としての生活」が送れるようになれたらいいなぁ。