モデル倶楽部の機械加工日記

一年およそ355日工場で活動中。鉄道模型や仕事、バイク、クルマ、安旨グルメなどをつづってまいります。

新型国電幌座のグレードアップ

2018-10-06 21:14:10 | 16番 電車
小社の EC005 と 画像のEC134 の新型国電水切り一体幌座、
特に前者はおかげさまで細く長く売れてています。(高が知れてる)








二点ともt1真鍮の片面加工で、水切りが板厚いっぱい妻板まで連続して
実車との相違に目をつむってきましたが、
裏面加工のグレードアップサンプルをご覧ください。








水切りが取り付け面から離れた状態で実車はこんな感じです。
隅R残りがわずかで、ヤスリ仕上げの手間が半減しました。







アクリルt5の治具です。






ザグリにジャストフィットで位置が決まります。
ぴっちりはまり取り出せないので(汗)、押し出しピンの穴加工で
ゼムクリップを差込み取り出し可能になりました。







押さえ板にも位置決めザグリでサンドイッチ~ビス止め。






彫刻機のバイスに固定して
手前をΦ2エンドミルで0.55ミリ削り、水切り幅を0.45ミリ残しました。






従来品は継続販売するとして、新製品化とするとなると価格アップになります。
寸法はそのままなので、お手持ち現行品の裏加工を有料で請けることなどいろいろ検討中です。

電車の顔だから頑張りました。






コメント
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