モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

どういうわけかボランティアをはじめたのです。

2012年01月05日 | 何故 十兵衛は?
12・1・5


ただ広いだけの谷津田です。


入院中の2月、、ベッドの上で新聞を読んでいると、
「今日は啓蟄の日」の見出しが目に飛び込んできた。

「冬の間、土中深く眠っていた虫たちも春の気配を感じて蠢きだす」
何かしら明るいものを感じた。

「凍りついたようなオレの運命も遠くの方で微かに槌音が聞こえる……」
何だか嬉しくなってきた。

約半年間入院して退院、
間もなく宇野千代著「天風先生座談」に出会っている。

程なく中村天風述「成功の実現」の書籍広告を見て、
例の本屋に注文した。

以前にも度々目にしている広告、
成功云々の言葉に少々食傷気味だった。
だが、宇野千代著「天風先生座談」に強く魅かれるものがあった。

むしろ「中村天風述」の記述に注目した。

その頃、鎌ヶ谷市の広報に
「おたよりボランティア講座」4回シリーズのお知らせがあった。

当時、アブク銭を多少稼ぐ手立てを得て、金儲けに邁進したい時期だった。

金儲けの対極にあるボランティアなんて考えられないことだった、
だが広報の記事が不思議と目に止まり、不動産業界の定休日、水曜日が講座がある日だったこともあって
受講する気になった。

講座終了後参加者7人(男性は私一人)で特別養護老人施設慈祐苑に入居する
お年寄りにハガキを差し上げるボランティアサークルとして発足、

文をぶんと読ませて、「お便りぶんぶん」と会の名称はあっさり決まった。
 
当時は、絵手紙と云うような言葉はなく、はがきをカードとは受け止められなかった。
文章を書くのが手紙だと思い込んでいた。

見ず知らずの、そして同じ屋根の下に住むお年寄りに
同じ文言を一律には書けない。

一人一人のお年寄りに何を、どのように書いたらよいのか見当がつかない