みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 一面の銀世界

2016-12-15 09:23:59 | 日記
雪が積もった。いわきでは年に一回積もるか?積もらないかくらい。改めてなんだか遠くに来てしまった、と感じる。弱り目に祟り目か風邪を引いた。喉がヒリヒリ痛くて仕方ない。だけどタバコは吸ってしまう。ざらざらする喉。風邪が移るから部屋を出ないでと言われて部屋に籠る。一人暮らしのときは風邪をひくと心細くなったもんだが、誰かといても心細いという現象があるのならやはり一人の方がましだと思う。ぼんやりした頭でこれまた何度も見た北野武さんのDollsを見る。毎度ながら感性が揺さぶられる。北野武さんは天才だと改めて思う。視覚を研ぎ澄まされる美しい映像、クライマックスは一面の銀世界だ。苦手なはずの雪景色がいとおしくなる。あんな風に終われるなら雪景色も悪くないし、悲劇も喜劇に変わる気がする。酷く寒気がしてベッドに倒れこんだ。身体中だるいが思考はクリアだ。そういやこの映画は赤色が多い。美しく儚い赤色。銀世界と赤色、どっちも好きになりたい。