円通寺に 来たりてより
幾度か 冬春(とうしゅん)を経たる
門前 千家の邑(ゆう)
更に 一人をも知らず
衣垢(えあか)づけば 手自ら洗い
食尽くれば 城?(じょういん)に出ず
かつて 高僧伝を読むに
僧可(そうか)は 清貧を可とす
円通寺に来てから何年も経った。
寺の山門の前にはたくさんの家があるが、誰が住んでいるのかわからない。
衣が汚れれば、自分で洗い、食べるものがなくなれば、町に托鉢に出かける。
昔の高僧伝を読んでいると、二祖の慧可か清貧を良しとして生きたという。
良寛さんの人気の秘密は飾らない人柄だったと思います。
幾度か 冬春(とうしゅん)を経たる
門前 千家の邑(ゆう)
更に 一人をも知らず
衣垢(えあか)づけば 手自ら洗い
食尽くれば 城?(じょういん)に出ず
かつて 高僧伝を読むに
僧可(そうか)は 清貧を可とす
円通寺に来てから何年も経った。
寺の山門の前にはたくさんの家があるが、誰が住んでいるのかわからない。
衣が汚れれば、自分で洗い、食べるものがなくなれば、町に托鉢に出かける。
昔の高僧伝を読んでいると、二祖の慧可か清貧を良しとして生きたという。
良寛さんの人気の秘密は飾らない人柄だったと思います。