行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

烏鷺滝禅話集(18)

2018年10月19日 | 仏の心
〇中道はただ真ん中を行くんじゃのうて、真理を追究して歩んでいこうとすることなんじゃ

〇差別は差別する側に問題があるし、差別する側が悪い。だから、常に、自分が差別に加担していないか、自分自身に問うてみる必要があるんじゃ

○苦しみのもとは欲ではないんじゃ。災害や病気で苦しんどる人は欲で苦しんどるわけじゃあないんじゃけ

○「人生カネじゃあないよ」というのは、カネに苦労したことのない人なんじゃね。貧困を経験すると、カネがすべてではないけど、カネの有難さがわかるんじゃ。カネに執着しちゃあいけんがね。

○ワシは、「寄り添う」ということばが上から目線のような気がしてあまり好きではないんじゃ。何気なくそばにいて慈しみをかける人間になりたいのう。

○熊本城の石垣には臼やら何やら石以外のものも使われていて、丈夫だったのじゃそうな。このように、それぞれの持ち味を生かして活躍できる社会が、みんなが生きやすい社会じゃあ思うんじゃ。

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