行雲流水

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烏鷺滝禅話

2010年11月23日 | 禅の心



○人生とは 黒いカラスと 白い鷺が飛び回っている 滝のようなものだ

○人の一生なんて、久遠の宇宙の命からすれば、滝の水が流れ落ちる時間のようなものだよでも、その短い時間をどう生きるかが問題なんだね。

○烏鷺(有漏)とは迷いの世界のことなんだ。カラスが不気味でサギが優雅だと、差別的に考えるのは迷いなんだ。

○いま、ここに生きていることが成功なのであり、この世に生まれてきたこと自体が勝ち組なのである。

○うつ病になったり、自殺する人が増えてしまった。昔のオトナは、人生、苦しいのが普通なんだと教えてくれた。でも今は楽しくないと人生ではないとみんな思っている。

○人が死んで、火葬されて骨の灰が残るが、そんなものはどうでもいい。死んで「空」だけが永遠に残るのだよ。

○運の悪いヤツは行動しない。行動しないから運が悪い。

○幸せは「頑張る」ことよりも、「祈り、願い」からもたらされる。

○純粋な「聖者」には人を救うことはできない。「聖者」が再び「凡人」にならなければ。

○本当に強いヤツは「どっちでもいい」と思っているものだ。これが「他力本願」であり、禅でいうところの「一得一失」ということである。
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