行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

いつ死んでもおかしくないのに生きているのがめでたい

2025年01月03日 | 仏の心
門松は冥土の旅の一里塚 馬駕籠もなく 泊まりやもなし
頓知の一休さんのものだと言われていますがわかりません。
今はがんや老衰で亡くなる人が多いと言われていますが、昭和の終わり頃まで、虚血性心疾患や脳卒中で急死する人が多かったです。戦前や終戦直後は肺炎、気管支炎、結核であっけなく亡くなってしまうことが多かったです。40歳代や50歳代で急死することも珍しくはありませんでした。
今はみんな80歳くらいまでは生きることができると疑いなく思う時代ですが、かつてはある程度の年齢になるといつ死んでもおかしくなかったのです。
正月がなぜめでたいかといえば、いつ死んでもおかしくない自分がまた新しい年を迎えることができたからです。
明けましておめでとうは、生きて年が明けておめでとうなのです。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真理を無理に求めない | トップ | 他人を裁く前に »
最新の画像もっと見る

仏の心」カテゴリの最新記事