行雲流水

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願心なきは菩薩の魔事なり

2012年05月22日 | 禅の心
人間、この世に生まれてきたからには、小さなことで良いから、願いが必要です。
犯罪や、戦争のない平和な世の中にでありたい。
みんな幸せに生活できる世の中でありたい。
できるだけ、周りに迷惑をかけないで生活したい。
宇宙の真理を知りたい。
思いやりのある、優しい人間になりたい。
など、何でも良いと思います。
神社やお寺にお参りして、お願いことをするものではないと言いますが、そんなことはありません。自分の欲を満たしてくれる願い事はよくないかもしれませんが、自分の人生の中の願いを神仏に表明することが大切なのです。

澤木興道老師も「願いのない人生は、ハンドルのないオートバイに乗っているようなものだ」と言われています。
人間は、願いに生まれ、願いに生きることに意義があります。
願いに生まれ、願いに生きることが「願生る(がんばる)」ことなのです。

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