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今の日本の社会が大きく変わったのは、平成5年(1993年)~7年(1995年)にかけてかなと思います。
平成5年には、55年体制が崩壊して細川内閣が誕生しました。
昨年も政権交代の年でしたが、平成5年の場合、自民党と社会党による55年体制が崩壊したことが大きなポイントです。
そして、翌年の平成6年には、松本サリン事件が、
さらに平成7年には、阪神淡路大震災が起こり、地下鉄サリン事件が発生しています。
オウム真理教の一連の事件は、人々の心に大きな影響を与えました。
「宗教は恐い、宗教は悪だ」という考え方が一部で強くなりました。
日本人は、お天道様にいつも見られている。
お地蔵様にいつも見られている。
悪いことをすれば閻魔様に舌を抜かれる。
といったようなことを背景にした倫理観がありました。
もちろん、合理的なことがらではないのですが、それらが日本人の倫理観を支えてきたのは確かです。
しかし、オウムの事件の前後から、合理的でないことは悪だとする風潮が出てきました。
物理学による超常現象の解明ブームが平成4年(1990年)頃から出てきました。
ニーチェの言うニヒリズム的な世の中になってきました。
非合理的な事の中に見いだす倫理観が崩壊して、日本人は傲慢になってきました。
自分さえよければ、結果さえよければ何をしてもいいという風潮です。
また、他人を平気で傷つけ、他人に厳しく、自分に甘い人が多くなってきました。
お天道様、お地蔵様、閻魔様などの存在がなくなり、
ある意味、恐いものなしになってきたのです。
そのはじまりが、平成7年だったと思うのですが。
かつて持っていた、日本人の優しさや、寛容さを取り戻せないものかと思います。
平成5年には、55年体制が崩壊して細川内閣が誕生しました。
昨年も政権交代の年でしたが、平成5年の場合、自民党と社会党による55年体制が崩壊したことが大きなポイントです。
そして、翌年の平成6年には、松本サリン事件が、
さらに平成7年には、阪神淡路大震災が起こり、地下鉄サリン事件が発生しています。
オウム真理教の一連の事件は、人々の心に大きな影響を与えました。
「宗教は恐い、宗教は悪だ」という考え方が一部で強くなりました。
日本人は、お天道様にいつも見られている。
お地蔵様にいつも見られている。
悪いことをすれば閻魔様に舌を抜かれる。
といったようなことを背景にした倫理観がありました。
もちろん、合理的なことがらではないのですが、それらが日本人の倫理観を支えてきたのは確かです。
しかし、オウムの事件の前後から、合理的でないことは悪だとする風潮が出てきました。
物理学による超常現象の解明ブームが平成4年(1990年)頃から出てきました。
ニーチェの言うニヒリズム的な世の中になってきました。
非合理的な事の中に見いだす倫理観が崩壊して、日本人は傲慢になってきました。
自分さえよければ、結果さえよければ何をしてもいいという風潮です。
また、他人を平気で傷つけ、他人に厳しく、自分に甘い人が多くなってきました。
お天道様、お地蔵様、閻魔様などの存在がなくなり、
ある意味、恐いものなしになってきたのです。
そのはじまりが、平成7年だったと思うのですが。
かつて持っていた、日本人の優しさや、寛容さを取り戻せないものかと思います。