行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

朝比奈宗源老師の言葉

2016年04月01日 | 禅の心
 われわれは良いことをした時だけ仏心の光だと思うがそうじゃない。本当は、仏心からいうと、全部良いんだ。
 だからどんな失敗をしたって、われわれはこの仏心という根源からはずれることがない。
また、どんな良いことをしたってほかの人を他所へ放り出して、自分だけそこに入るなんていうわけにはいきはしない。
「蝦踊れども斗をいでず」という言葉がある。蝦は海老です。蝦が桶の中でいくら跳ねても、やがて落ちれば同じ桶の中へはいる。
人間は、仏心の中で生まれ仏心の中に住み仏心の中で息を引き取る。生まれる前も仏心、生きている間も仏心、死後も仏心、
絶対に仏心からは離れませんよと、私がいうのもそこです。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高田好胤師の言葉 | トップ | 山田無文老師の詩 »
最新の画像もっと見る

禅の心」カテゴリの最新記事