行雲流水

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禅語(14)・・・時時勤払拭

2015年05月08日 | 禅の心
身是菩提樹

心如明鏡台

時時勤払拭

莫使惹塵埃


六祖壇経にある、六祖慧能禅師の兄弟子、神秀の詩です。

私たちの心は、塵や埃をかぶってしまっています。

本来の清らかさが、欲望という塵で覆い尽くされているのです。

金持ちになりたいとか、人から尊敬されたいという欲望です。

人間には欲望は必要なので、仏教は欲望を否定はしません。

しかし、それを整理する必要はあります。

欲しいと思うから苦しい、認められたいと思うから苦しいのです。

それらを鎮めるのが禅なのです。




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