行雲流水

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愚かさを知るは賢く

2010年04月09日 | 禅の心
愚かさを 知るは賢く
賢しと 思ふは我の 愚かなれ
(法句経63)

ワイドショーや週刊誌などは、怒り、批判、叩きで満ち溢れています。私自身は、他人が攻撃されている不幸な姿を見て楽しむようなことはしたくないので、なるべくワイドショーや週刊誌は見ないようにしているのですが、ついつい目に入ってしまう事もあります。
私は、自分はまともで、他人がおかしいと思わないように気をつけなければならないと思っています。
私は時々「自分は他人を批判するに値するだけの事をいつもやっているのだろうかと」自問してみます。
芸能人などの失言に対して、世間は厳しい非難の声を浴びせますが、失言をしているのは特定の人ばかりではありません。インターネットの掲示板などをみても、汚い言葉で溢れかえっているのをみることがあります。
建設的に意見を述べる事は大切だと思いますが、叩き、愚痴、悪口などマイナスの感情は結局は自分に跳ね返って来る事を心得ておかなければならないと思います。
他人の非を挙げて責めるのではなく、自分自身の愚かさに気付かせていただくことが大切だと思っています。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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失礼いたします。 (tenjin95)
2010-04-09 05:20:52
> 管理人様

明恵上人は、他人の過を指摘して悦に入るようなものは、その本人に「徳」がないと指摘しています。徳を好む人は、その本人にも徳があるし、他人の徳を良く見付けるというのです。そうありたいものです・・・
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ありがとうございます (きたろう)
2010-04-13 04:55:54
つらつら日暮らし様

徳のある者は、まず自分をしっかり見つめると思います。
返信する

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