「歌集 まだまだです」カン・ハンナ
謙虚で可愛く、優しく、そして野心家。
そんな面がチラチラと顔を出す、
「どやっ!」と顔を出す
素敵な歌集です。
カン・ハンナさんを初めて見たのは
NHKの「短歌DE胸キュン」
よい歌を心に灯りがともるような歌を詠む人でした。
良いなぁと思っていたら
次のシーズンではNHK短歌のレギュラーでした。
母国語でない言葉で彼女が紡ぐ短歌は
楽しい。
いやぁ、ほんとに良いのですよ。
いろんなことを飛び越えると思います。
文学は飛び越えます。
スポーツや音楽がそうであるように。
そんな面がチラチラと顔を出す、
「どやっ!」と顔を出す
素敵な歌集です。
カン・ハンナさんを初めて見たのは
NHKの「短歌DE胸キュン」
よい歌を心に灯りがともるような歌を詠む人でした。
良いなぁと思っていたら
次のシーズンではNHK短歌のレギュラーでした。
母国語でない言葉で彼女が紡ぐ短歌は
楽しい。
いやぁ、ほんとに良いのですよ。
いろんなことを飛び越えると思います。
文学は飛び越えます。
スポーツや音楽がそうであるように。
「空にいる古い木にいる川にいるニッポンの神 アンニョンハセヨ」
「「誰よりも優しく賢く産んだのに寂しくさせる子」母がまた言う」
「母の子は母が思うより母想う線路に伝いに咲く菜の花も」
「東京へまた戻る朝の病室で母と言葉を交わす 間が空く」
「わけもなく横断歩道の白線を踏みたい朝と避けたい夜更け」
「横に並び母と餃子を包みつつ何も聞かず何も聞かれず」
「匂いには匂いの想いが生きていて醬油の匂う成田空港」
「「誰よりも優しく賢く産んだのに寂しくさせる子」母がまた言う」
「母の子は母が思うより母想う線路に伝いに咲く菜の花も」
「東京へまた戻る朝の病室で母と言葉を交わす 間が空く」
「わけもなく横断歩道の白線を踏みたい朝と避けたい夜更け」
「横に並び母と餃子を包みつつ何も聞かず何も聞かれず」
「匂いには匂いの想いが生きていて醬油の匂う成田空港」