見出し画像

moon

通勤読書 16

「花々」原田マハ




「カフーを待ちわびて」の外伝と聞いて、
明青と幸のことがわかるかと思って飛びついた。
たったの3行だったけど二人で島に帰ってきた、とあり嬉しい。

さて、外伝は女子の話。
南の島に魅せられて住んじゃったり、
転々と島をを変えたり、逆に島から出て都会で暮らしてみたり。
30代の女子のこと。

私も海に潜っていたころ、
沖縄の離島に行く度に
ここに住めたらどんなにいいだろう、と思った。

人が優しい、お酒も食べ物もおいしい。
とにかく、何にもなくて海が綺麗。
真夏の紫外線だらけの日差しの中で、
時間が止まってしまうような感覚になる。
島の時間はゆるりと流れる。
旅人純子やフーテン奈津子が羨ましい。

でも、やっぱり部外者なんだ。
島の人間でない彼女達の思いも切ないなぁ。
いつかいなくなる人として彼女達と接する島の人達。

主人公の純子は、安住の地を求め続けている。

ついにというか結局というか巡り巡って
故郷に安住の地を決めた主人公が
手紙をくださいと島で会った人達に伝える。
メールではなくて手紙。
「島な人々」から来る手紙だなんて。。。いいね。

いいなぁ。私は手紙が大好きだった。
ケータイ持つようになってメールばっかりになってしまったなぁ。

手紙はいいよね。なんだか伝わるよね。

島を離れて都会に住んだのに
帰りたい故郷をリゾート開発で失う成子。

みんな それぞれだ。
それぞれに自分の安住の地への思いがある。

女性に優しいお話でした。







ブログランキング・にほんブログ村へ


blogram投票ボタン

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読み物2010年」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事