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moon

通勤読書974 お洒落な短歌、スタイリッシュゥ

「ナイトフライト」伊波真人


短歌の先生が貸してくださいました。
めっちゃお洒落です。

表紙の通り
まるで大瀧詠一の「ロングバケーション」を彷彿とさせるのです。

お若い歌人ですが
多分一周回って私にもどんぴしゃり!

短歌は時空を越えるので、1周せずともどんぴしゃり。

ダイバーのことを詠ったものもあって
めっちゃ共感。
どうして、凡人にはこんな言葉が出ないんだろうかねぇ。
ただただ「ほぉ」と思ってばかりです。

深いというよりは果てしない空を感じる作品集。
あ、だからフライトか。

『とりたてのダイビングの認定証が夏への切符のようにかがやく』

『空気量たしかめるとき人間が人間であることが寂しい』

『人界に還る儀式として潮の香りの肌を真水で洗う』

一番好きなのは

『画用紙に表と裏があるように心にもあるざらついた面』

ナイトフライト (現代歌人シリーズ19)
伊波真人
書肆侃侃房

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