「ナイトフライト」伊波真人
短歌の先生が貸してくださいました。
めっちゃお洒落です。
表紙の通り
まるで大瀧詠一の「ロングバケーション」を彷彿とさせるのです。
お若い歌人ですが
多分一周回って私にもどんぴしゃり!
短歌は時空を越えるので、1周せずともどんぴしゃり。
ダイバーのことを詠ったものもあって
めっちゃ共感。
どうして、凡人にはこんな言葉が出ないんだろうかねぇ。
ただただ「ほぉ」と思ってばかりです。
深いというよりは果てしない空を感じる作品集。
あ、だからフライトか。
『とりたてのダイビングの認定証が夏への切符のようにかがやく』
『空気量たしかめるとき人間が人間であることが寂しい』
『人界に還る儀式として潮の香りの肌を真水で洗う』
一番好きなのは
『画用紙に表と裏があるように心にもあるざらついた面』
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