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通勤読書 20

         「卒業」 東野 圭吾

「新参者」の加賀 恭一郎が学生だった頃。

仲の良かった仲間の一人が死んでしまう。
自殺か他殺か。。。
謎が深まる中でまた、一人、仲間が死んでしまう。
さて、自殺か他殺か。

謎を解きながら、考えれば考えるほど仲間を疑わなくてはならず。
そうしないためには自殺だったという証明が必要。

刑事になる前の加賀恭一郎はなかなか興味深い。
大学4年生なんて、22歳の子どもじゃん。
でも、ずいぶんと落ち着いていて大人だなぁと思う。

そして、彼はこのとき、教師を目指している。
いつ、警察官人なろうと思ったんだろうか。
それが書いてある小説はあるのかなぁ。

なかなか面白かった。
茶道を知っていればもっと面白かったかも。

息子から借りた本だったので返しておいた。

そうそう、彼は、
加賀恭一郎が警察官に
剣道の稽古をつけてもらうところが気に入っていたようだ。

そのときのアドバイス。
「いつも、集中しているようだと、相手はちっとも怖がらない。
 君に必要なのは脱力だよ」


四六時中、脱力してんじゃん。君は。



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