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moon

多国籍アパートの大家さん

「アンジャーネ」 吉永南央

大家さんていうのは、結構大変だと思うのだ。
それが、住人が多国籍になると、
それは、もう、日本の常識は通じるまい。

中国人のおばあちゃんから引き継いで
いろんな国の人が住む、
アパート「ランタン楼」の大家さんになる主人公。

骨がないようなあるような、
やる気があるようなないような。。
なんとなく生きてる風の青年が、
心にいっぱい栄養をつけていく、そんな話だった。

でも、出てくる人が外国人なだけに
日本人の素敵な人情話、というわけでなく、
ちょっとビターな部分が加わる。
いや、やっぱりビターって言うよりは、パクチーが入る感じ。

謝ったら負け、みたいなところが、
ありそうだなぁ、と思ったかな。
すぐ謝っちゃう私は、外国では生きてけないなぁ。

いい青年だ、とっても。おばあちゃまも、きっと。


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アンジャーネ
クリエーター情報なし
東京創元社

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コメント一覧

u-mi
いい人の
基準も違う感じですね。
日本で生まれ育つと、また違うだろうし。

ちょっと、普段の自分にはない世界で面白かったです。

根無し草
外人は
価値観は全然違いますしね。中華圏では店入ってもまずいらっしゃいませとは言われません。
これが普通でおつりも投げてよこします。

韓国人は人見て財布の中見決めるとこありますし、同じアジア人でもえらい違いです。

こういう物語はいいですねぇ。同じ吉永南央さんのでも『オリーブ』なんかは全然作風が違い
ますけども・・・
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