「雲を紡ぐ」伊吹有喜
壊れかけた家族は、もう一度、ひとつになれるのか?羊毛を手仕事染め、紡ぎ、織りあげられた
「時を越える布」ホームスパンをめぐる親子三代の心の糸の物語。
「時を越える布」ホームスパンをめぐる親子三代の心の糸の物語。
「BOOK」データベースより
というお話。
伊吹さん、やっぱりいい!
美緒の年齢にも母の年齢にも
父であっても誰にでもいつの時でも
その時その時で辛い現実というのは
何処にもいかずそこにある。
しんどかったり辛かったりすることに
優しいばかりではない強い優しさが心に沁みる作品だった。
布を織るという作業は機織りのイメージだったが
羊毛を洗うことから始まる。
洗って乾かして、紡いで染める。
織って布にして縫製をする。
職人の動きを見るのが大好きなのでその工程はどの部分でも
一日中見てられるなと思う。
ホームスパンのショール、お目にかかってみたい一品だな。
この物語と同じくらい優しい肌触りなんだろう。
盛岡の地元の風景と色鮮やかな織物も魅力的な話だった。
盛岡ならほぼ必ずでてくる宮沢賢治もやっぱりいいよなぁと思うし
ウィリアムモリスの壁紙の美しさ
清川あさみの美しい刺繍(ご本人も美しい)
絵本の中の庭をイメージした祖父の家。
どれも、読んでて視覚を刺激された。行きたいなぁ
終始、無口だけれどカッコイイ祖父(脳内は草刈正雄)の
「子どもといっしょに暮らした日々は案外、短かったな。」
ということば。
「そうなんだぁ、そんなものかね」と思うのではなく
「うんうん、そうだぁ」と思う立場になった自分がいた。
3人で暮らした家に娘と夫が家をでて一人で暮らす。
でも、1人じゃない。家族とは誠に不思議なものだ。
というお話。
伊吹さん、やっぱりいい!
美緒の年齢にも母の年齢にも
父であっても誰にでもいつの時でも
その時その時で辛い現実というのは
何処にもいかずそこにある。
しんどかったり辛かったりすることに
優しいばかりではない強い優しさが心に沁みる作品だった。
布を織るという作業は機織りのイメージだったが
羊毛を洗うことから始まる。
洗って乾かして、紡いで染める。
織って布にして縫製をする。
職人の動きを見るのが大好きなのでその工程はどの部分でも
一日中見てられるなと思う。
ホームスパンのショール、お目にかかってみたい一品だな。
この物語と同じくらい優しい肌触りなんだろう。
盛岡の地元の風景と色鮮やかな織物も魅力的な話だった。
盛岡ならほぼ必ずでてくる宮沢賢治もやっぱりいいよなぁと思うし
ウィリアムモリスの壁紙の美しさ
清川あさみの美しい刺繍(ご本人も美しい)
絵本の中の庭をイメージした祖父の家。
どれも、読んでて視覚を刺激された。行きたいなぁ
終始、無口だけれどカッコイイ祖父(脳内は草刈正雄)の
「子どもといっしょに暮らした日々は案外、短かったな。」
ということば。
「そうなんだぁ、そんなものかね」と思うのではなく
「うんうん、そうだぁ」と思う立場になった自分がいた。
3人で暮らした家に娘と夫が家をでて一人で暮らす。
でも、1人じゃない。家族とは誠に不思議なものだ。