球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

滑稽なボディビルダー

2005-10-05 | 技術
「書いている途中に消えたBlog」の墓を作ったら、
今日も津々浦々から名作になりそこねた誰かの思考の断片が埋まりに来るのでしょう。

…おわかりですね。今書いているのは2本目です。

昨日今日で「ローレライ」という映画を観ました。
(ちなみに福井晴敏氏の「終戦のローレライ」が原作で、
 原作のすさまじい人気は僕に文庫本を買う気をなくさせたほどです。)
野郎ばっかで暑苦しくも男らしいキャスティングでした。

これが、映画では『使命:3発目の原爆を防げ』なんて設定になっています。
原作がどうなのかわかりませんが、きっと小説はこういう主旨の話ではないなという気がします。
などというように、まぁまぁ面白かったわけですが妙に突っ込みどころもある映画でした。

「ローレライ」はエンターテイメント性があったので評価できますが、
原作が映画になるパターンというのは映画がえてして駄作になることが多いため
要注意です。
最近でも、ある映画からその事実に気づいた人をたくさん知っています。

※駄作という言葉を使っています。
 これは原作を映像化したことで細部が(たとえば時間的制約で)表現しきれなくなり、
 物語の設定や伏線のバランスが著しく崩れることを指しています。

とはいえ先日Blogに書いた三島由紀夫の「春の雪」も近々映画化されるらしく、観たくてしょうがないです。
やっぱ駄作になってしまうんでしょうかね?

原作がなければ、きっと鈍い僕はそういう細部に気づかないんですがね…
コメント (2)
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