球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

(ア)イデア

2007-10-22 | マジメな話
アイデアマン、という言葉がある。
あなたは、いわゆるそれだろうか?それとも、違うだろうか?
それとも、そんなことを考えたこともないだろうか?
"知るか、興味ない"と返したくなるだろうか。

僕はメーカ系に勤めているため、
特許という言葉が頭のどこかにある(結果は出せてないけど)。
"アイデアない?"という言葉に、まぁ概ね困惑することが多い。
具体的には、"アイデア"って何なのかよくわからない、ということか。

そんなときにこんな記事に出会った。

リンクしてしまったので一部引用しても同じ、引用させていただくと

--■アイデアとは、既存の要素の新しい組合わせ以外の何ものでもない
--■既存の要素を新しい一つの組合わせに導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存するところが大きい

とのこと。発明とか特許とか言うと昔は天啓みたいなものだと思っていたけれど、
ずっと地味で、普段一所懸命やっていることにちょっと工夫が加わるぐらいのニュアンスになるようだ。

この言葉から、
"普段、もっと一生懸命に取り組まなければならない"と焦りを感じるか、
"今のまま頑張っていれば、あるいはちょっとしたことができるかも"と安心するか、
結構どっちの線もある。

そういう視点で周りを見たときに、
"アイデアがある人"というのは確かにいて、そのときそのときに僕が"はっ"としたアイデアは、
今さらながら努力の賜物(産物)であったことが偲ばれたりもする。



…とこれで話を終えてはつまらない。
以下の話は別なテーマの題材にするつもりだったけど、ちょっと今日の話に繋げてみたい。
少しアイデアの話とずれるかもしれないが、ずれないかもしれない。
(書いてみないとわからない。)

昨日は時間が少しあったためのんびり"るろうに剣心"の京都編を観ていたのだが、
悪役の志々雄真実が、よく言う決め台詞がある。
"所詮この世は弱肉強食、強ければ生き、弱ければ死ぬ"
と。

そもそもこの世に"AはBである"という物言いが通用することはあまりないため
言葉の真偽を斟酌はしないとして、
その言葉が生まれるまでのプロセスが今で言う"アイデア"の生まれる過程だと考える。
本人は"アイデア"とは微塵も思っていないだろうけど。



つづき。
10本刀最強の刺客、天剣の宗次郎というボウヤは
志々雄の言葉を盲信し自分の感情をヴェールに包むことで
笑顔で人を切るような電波な人になってしまったが、
彼は、"アイデアはないか、アイデアはないか"とか四六時中思っていたのかもしれなかった。
何しろ弱肉強食理論はそれまで破られたことはなかったし、
それが彼を支えてくれたことも事実だった。

だが、借り物の信念は張子の虎、結局は心情を乱して
主人公の剣心に技を見切られ敗北を喫する。



どこかの国で、どこかの人が言っているかもしれない。
"The life is 'The strong prey upon the weak!!' "
"Haha, It's a good idea !!"

とまぁ、僕にとってのアイデアというのは概ねこんな印象だということだ。

コメント
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