球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

車社会の対義語は何だろう

2008-03-04 | マジメな話
人口問題としてこの問題を考えたとき、答えは"非車社会"となる。
否定語をつけるのは対義語の作り方として正しくないが、
まぁ上記の表現がベストなので仕方がない。
間違っても"自転車社会"や"電車社会"ではないのである。

一方でこの問題を個人レベルまで落としこむと、
実は"徒歩社会"と"非徒歩社会"であり、
"車社会"という言葉は"非徒歩社会"の一カテゴリと化す。



どういうことか。
引っ越した先(つまり今の家)には徒歩5分圏に
コンビニが少なくとも4件あり、レンタルショップがあり、スーパーがあり、
ゲームソフトショップがあり、花屋があり、カフェがあり、
本屋があり、銀行があり、市役所があり、飯屋がある。
(パチンコやカラオケ、飲み屋も死ぬほど)
もうちょっと歩けば今この文を書いている店にだって着く。
…という環境にいると、外出するのが案外苦にならない。

でも、前の家に住んでいたときは、
予定のない休日は外出するのが割と苦痛だった。
徒歩7分圏内(自転車4分圏内)にコンビニは2件あったが、
せいぜいその程度。上にずらずら書いた店は、
すべて自転車でも10分はかかる場所にあった。



僕はたまにここで兄貴の話をする。
彼はこの年になってもいまだに土日をゲームで過ごす強者である。

それは兄貴が僕よりもゲーマーだからではなく、
田舎には土日で遊ぶのに車が必要で面倒だからだ、と俺は考えていた。
もっと言えば、"田舎はすることがないからだ"と思っていた。

でも、引越し前での生活は、結構田舎での生活スタイルに近い構造を持っていた。
"非徒歩社会"の中に埋もれたなぁ、と今は考えてしまう。

自転車と徒歩は車じゃないという点では同じだが
("自転車は車両です"と思った人、減点100)、
ヒキコモリ的な視点で見ると非常に異なるので注意したい。



コメント (2)
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