球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

成長段階

2008-03-05 | たぶん難解な話
"あなたはレベルがあがった!!"
ということでデジタルな、離散的な、定量的な成長をする仮想世界に
長く居座りを決め込んだぱっぱらぱー青年はやがて現実に失望するのだった。

…なんて書き出しにすると、人生にはリセットボタンがないなんて話を
うっかりしてしまいそうだが、ちょっと違う。いや、かなり違う。



日付で言う昨日、仕事で発表会があった。
2年目を終えて私は~を身につけました、という報告会みたいなもの。

そこで、定量的なLVを導入して発表を行うということをやってみた。
とりあえず、どんな仕事であっても
 ①他の人の補助ありで簡単なことができる
 ②他の人の補助ありである程度のことができる
 ③他の人の補助なしで簡単なことができる
 ④他の人の補助なしである程度のことができる
 ⑤一人でとりまとめができる
といった感じで、一人前になるまでのステップを5段階評価するのは
案外易しいことである。
(細分化しようとすると難しくなる。)
そして、自分のレベルが3→4に上がりました、なんて言うと
ちょっと気恥ずかしい感じながら結構明快だったりもする。



レベルを定量的に測って成長を見るなんて、
自分相手にRPGを行うみたいで面白いんじゃない?
なんてことを僕は結構思うわけだ。

人間は単純に成長すること自体を楽しむ才能がある。

さて、たとえばこうして"書くこと"を目標に据えて
Lv1(低い)~10(高い)までの成長過程を考えてみる。

Lv0…Blogをやめていない(これまで達成できていること)
Lv1…50%の頻度で更新
Lv2…80%の頻度で更新。
と、ここでLv10に"書くことによって世界的な賞をいただく"なんて書いてしまうとする。

案外こうやってLv付けをしていくと、
"80%の頻度で更新"が、"世界的な賞"の前段階に位置するなんて
無理やり自分で筋道を立てることができるものである。

80%の頻度で更新をするという地味な行為を
"これをやることで世界に一歩近づく"なんて
思い込みで色づけできるのは結構すごいことだと思う。

そうやっていくと、Lv5くらいにはここのPvが300pv/dayを目指してみよう、
とかLv7くらいには内輪な空間で何かを書き下してみよう、とか考えられるし、
それらのすべてをLv10の"セカイ"にこじつけていくわけだ。

ということで定量的な成長について考えるのはとても楽しいことですよ、
という話でした。







コメント
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