球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

オケやった週 ~気に入らない現状なら変えたい~

2009-05-10 | オケと音楽
合宿とか色々経てやっと落ち着いた。
いや、実際は落ち着いてはいないけど。
ただ自宅でPCに向かっているということ。



僕がこの場であまりオケの話をしないのは
どうしても内輪的な展開になってしまうことと
どちらかというと忸怩たる思いで疲れて帰途に着くことが多いという理由がある。

合宿が終わったが、自分なりに力を尽くしたような気もするが
後から思い返したくないようなこともあった。ありがたい指摘も沢山あったが、
思い出すだけで吐気がするような悪口でしかない言葉もいくつも浴びた。

団長いわく、変わらなければいけないのだという。
俺はあまりそうは思わない。現状が非常に気に入らないから変えたい気持ちは
あるが、思いとしては立派さなんてなくて、きわめて個人的な思いだ。

例えば、自分が残したものが自分が死んだ次の日には
たちどころに捨てられていくことを思う。
本当は後世に残してなんらかの価値を持たせたかったはずのものが、
出来が誰の目に見てもわかるような素晴らしいものでないばっかりに
家族の(粋な)計らいで柩に入れられてしまうのかも知れない。
自分の愛読書や愛聴盤を入れてくれるなら慰みにもなるが、
自分の残したものが柩に入るってのは、多くの場合は無念なことではないかと思う。

つまり俺にとってのオケを頑張る理由ってのは"いい音楽がしたい"なんて
澄み切ったものではなく、自分の残すものが歴史のザルから
いとも簡単に滑り落ちることを自覚するのが嫌だって気持ちのほうが強い。
僕は今まで借り物の言葉に頼って何度となく失敗をしている、
だから他の人の言葉を、何が何でも自分で解釈したい。

とまぁそういうことで、俺は現状が頗る気に食わないから、
自分が気に入る未来を手に入れたことを自覚できるくらいのことはしたいと思う。
コメント
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