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興味を引きつけるアプローチスキル

2019年01月01日 | 教育
 説明が長い、やり方がわからない。そのようなとき、子どもたちは飽きてしまう。
ましてや、興味関心の薄い子どもは授業についてこない。確かなスキルで授業に挑む
決意が必要である。

1 授業始まりの15秒でひきつける

 始まりの「15秒」で、いかに子ども達をひきつけるか。それだけで授業が決まって
しまうとも言われる。

 15秒である。長い説明は論外だ。言葉を削りに削って、「何と発するのか」、まず
確定しておかなければならない。

 扱う内容によっては、言葉では不足の場合がある。そのときには「具体物」を見せ
る。「映像」を写す、ということも効果的である。

 たとえは、ボランティア(福祉)の授業の場合、点字ブロックをアップで写す。
「これは何でしょう」と問いかける。いくつか写し、「まちで見かけるものです。」
といったヒントを与える。

 この写し方、問いかけ方もどのようにすれば効果的かと考え、絞り込む必要がある
が、この始まりでひきつけてしまえば授業は成功へ向かう。次のような写真で、どの
ような発問を行うか考え抜くのである。

 

2 簡単にできる作業を入れる

 授業にひきつけたら、次に作業を取り入れたい。簡単にできる作業からである。
「点字が使われているものを箇条書きでノートに書いてごらんなさい。」
黒板に箇条書きの点を書いて見せ、「このように書いていきなさい。」を示せば、や
り方が分からない子も分かる。さらに、書かせる前に、何人かに身近な点字を発表さ
せてもいい。興味関心の薄い子に「一つでも何か書かせる」その手立てを講じる。

3 ほめる

「一つでも書けたら持ってきなさい。」そして、普段、興味関心の薄いその子が来る
のを待つ。「よく書けたね!」といってきれいに丸をする。

 授業にひきつけ、作業させ、できたことをきちんとほめて保証する。その繰り返し
が、その子に自信をつけ、興味関心を高めていくことにつながるのである。

 教師の授業に望む決意が必要である。
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