思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

特別支援教育の実践情報など。また,日々の喜びを見つけ、よくする手立てはないか考える、成長・教育のサイトです。

前庭覚の働きを高めるトランポリン

2019年01月18日 | 教育
 トランポリンにのってジャンプします。1人でジャンプしたり,手をつないで2人で
ジャンプしたり。簡単にできますが,色々な力が付いていきます。

①乗ってみましょう

・まずトランポリンの上に乗りましょう。
・上手く乗れないときには手を持ってもらいましょう。
・上に乗ったらバランスをとってまっすぐ立ちましょう。

②歩きましょう

・トランポリンの上を歩いてみましょう。
・できたら2~3歩はやく歩いてみましょう。

③ジャンプしましょう

・少し歩いて慣れたら,ジャンプしてみましょう。
・少しずつジャンプしていきます。
・弾みがついてきたら少し高く伸び上がって跳びましょう。
・身体はできるだけまっすぐに伸ばしましょう。

④手をつないで跳びましょう

・先生と両手をつないで跳びましょう。
・小さいトランポリンの時には先生は外から手を伸ばして両手をつなぎます。
・徐々にジャンプに勢いをつけます。
※ 先生は跳ばずに両腕で弾みをつけていきます。

⑤先生と一緒に跳びましょう

・こんどは先生もトランポリンに乗ります。
・向かい合って両手をつなぎ,徐々にジャンプを高くしていきましょう。

⑥友達と手をつないでジャンプしましょう

・友達と向かい合って手をつなぎジャンプします。
・できるだけ高くできるように挑戦しましょう。

【特別支援が必要な子ども達のために】

①トランポリンのジャンプは縦のゆれ刺激を脳に与えることができます。ゆれ刺激が脳
 にいくと,身体に重力や回転,移動といった刺激を感じ取る前庭覚という感覚が育つ
 のに役立ちます。姿勢が悪い,すぐに動き出す,バランスがよくないといった子にと
 って,とても必要な運動感覚です。

②先生の両手の力に合わせて跳び上がる,友達と動きをあわせてジャンプを続けるなど
 相手の動きを感じて調節を図る力が付き,行動のコントロール力に繋がります。

③その子の心地よいゆれ刺激の高さ,速さがあります。先生や大人が関わるときには,
 心地よいゆれ刺激の状態を探してあげましょう。笑いだしたり,笑顔になったりする
 高さ速さが心地よい刺激の目安です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレゼンテーションの観点

2019年01月18日 | 教育
 プレゼンテーションは,見る側にどれだけ,届くか,残るか,見る側をどれだけ惹
きつけるかにかかる。長々とした論文を貼りつけたものは,ほとんど見えない,読め
ない,効果がない。効果的にする最低限のポイントは以下となる。


1 イメージ

 ・NHKのニュースの始まり15秒くらい。

  【例えば「台風」のニュースの場合】

  ①暴風雨の映像が流れる。
  ②「大型台風せまる」のようなテロップが黄色の大きな字などで表示される。
  ③短いコメントで簡潔に状況伝える。

 ※ このステップだけで,ほぼ日本中の出来事を瞬時に伝える。

2 字の大きさ

 ・20ポイントより小さいのは避けたい。→後ろの席から見えない。
 ・30ポイントより大きい字を心がけたい。

3 全体的な配列や間隔

 ・ゆったりと空けたい。

  → 字が密集していると見えづらい。報告の論文はそれでよいが,パワーポイン
    トは視覚で伝えるものなので,一目で飛び込んでくる工夫が必要。

4 写真やイラストの効果

 ・写真やイラストを多めに入れたい。また,効果的に挿入したい。
 
  → 一目でイメージが湧きやすい。文章で説明して長々と伝えるなら,写真,イラス
    トのほうが瞬時に伝わりやすい。

5 「主張したい」ことはフォントを大きく,赤などで表示する。

6 長い文章を羅列して入れないようにしたい

  → 後ろの席から見えない。

 ・ 文章よりもキーワードを考え,表示する。

7 写真画像を入れた場合の要点

 ○動きの伝わる写真が入っている。
 ○ポイントが赤丸で囲まれている。
 ○吹き出しのコメントもどこのことを言っているか明確。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする