思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

特別支援教育の実践情報など。また,日々の喜びを見つけ、よくする手立てはないか考える、成長・教育のサイトです。

人間の価値

2019年01月29日 | 励み言葉/癒し言葉
人間の価値は地位や学歴ではない。

生きてきた歴史に誇りとプライドを持って,

堂々と笑顔で胸を張って生きればよい。
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発達障害の現れ方とその要因

2019年01月29日 | 教育
1 発現の原因は大きく以下2つに分けられる。

①個人要因(40%)として,遺伝または神経伝達物質の何らかの異常が働いた場合
 が考えられている。

②環境要因(60%)として,喫煙,食事,アルコール,IT社会,喫煙,低出征体重
 遊び,子育てといったことがあげられる。

実に,環境要因の方が高いといわれている。
環境を整える重要性がここにある。

2 現れ方の要因は大きく分けて以下の3つである。

①個人要因・・・遺伝や周産期の問題

②社会環境・・・学校や社会の中でどのように関わり

③養育環境・・・家庭で育つ中での環境

3 現れ方の要因の解説

 遺伝など個人要因のもと,状態が現れていくことが一つある。

 続いて,社会環境の要因である。適切な環境が整えられていなければ,際立って発
現が顕著となる。さらに悪化することで二次障害が表出する。ゲームやデジタル機器
の危険も叫ばれている。発達障害の様相を呈した幼児が,1か月間一切のテレビやデ
ジタル機器の操作をやめたことで,健常な状態に戻ったという報告研究もある。

 そして養育環境である。今や虐待が発達障害を作るという研究や報告が数々現れる
ようになった。生まれて以来,柵から出されず,排せつまみれの中生き抜いた子は,
幼児期に様々な発達障害の状態を表していた。特に対人関係でそれが顕著であった。
スペシャリストが様々な取り組みを試みたが,目立った改善が見られなかった。乳児
期の成長過程で,前頭前野周辺,その他の脳部位が適切に育たず,改善が難しいので
はないか,という見解であった。

現代において,環境が発達障害を生み出す要因がここにある。

成長の過程においても,環境調整は極めて重要である。
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特別支援教育基礎基本Q&A レッスン3

2019年01月29日 | 教育
次の質問に対して自分なりの答えを考えてください。

Q1 授業中,気をそらして独り言を話すアスペルガーの子を,授業に戻すため,なん
  と声をかけますか。


A 視覚的に集中させる。

 しゃべり続ける子は自閉的な傾向のある子に多い。そのときには頭の中にいろいろ
な言葉や映像が渦巻いている状態ともいえる。いくら言葉だけで「静かにしなさい」
「後で話そうね」といっても,その声は雑音になりかねない。そのときには,板書の
一部を黄色チョークで囲むか,文字を書き「○○君,読みます」という。「○○君」
の声かけでは,まず「目だけ」合わす。視覚的に集中を引き戻すのが有効である。

Q2 算数の時間に「やりたくない」と言う子になんと答えますか。

A 「やりたくないんだ。」と受け止める。

 「きちんとやりなさい」「前をみて」と言っても,なかなかやれない。1でもあっ
 たように,まずは「そのやりたくない」という気持ちだけは受け止める。その後は
周りの学習している子の行為をほめ,赤鉛筆で少し書く,声をかける。その中で動き
出したときが勝負である。「できるね」と言ってほめて励ます。そこに活路がある。

Q3 授業中に,体を揺らし始めたり,机やいすを傾けたり,動き出そうとしてしまう
 子がいます。①どうしてですか。②どのようにするとよいですか。


A 体を動かして安定を作る。

 授業中,動いてしまうのは体が安定を求めているのである。分からない,緊張感が
ない,姿勢を維持できないということが要因となる。その場合はあえて動かすことが
必要だ。ドーパミンが流れ,意欲が高まり体を安定させる。「全員起立。隣の人と交
代読みをしたら座ります」「教室を一周したら席に着きます」と動く場面を作り出す。
じっとしているのはきついと理解する。
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