少しずつ、寒さを感じるようになってきましたね。
市川サービスセンター 渡辺 陽介です。
今回のお話は、Rブレーキディスクの交換作業についてです。
この車両に付いているディスクは、摩耗限度に達していました。(段つき摩耗もしていました)
ちなみに、新品の厚さは5.10mm。それに対してこのディスクは4.15mmでした。
摩耗限度は、各車両・ディスクごとに設定されていて今回の場合4.50mmまででした。
指で触ればすぐ分かるくらいの摩耗ですね。
少し見にくいですが、左が新品右が古いディスクです。
拡大すると、段がついて磨り減っているのが良く分かりますね。この状態では正常な制動は出来ませんね。また、ペダル踏み込み量がおかしくなったり、ブレーキの引きずりの原因にもなりかねませんね。
こちらは、ブレーキパットです。パットも段つき摩耗していたディスクに添って摩耗していたので表面は不均一です。これをそのまま新品ディスクに使用すると、当りが出ずらくなるばかりかディスクを再び偏摩耗させてしまいます。よって新品に交換します。
新品装着が終りました。ディスクが光ってますね!!
ブレーキディスクは頻繁に交換する部品ではありませんが、ブレーキパットと共に重要な役目を担っています。ブレーキパットが減りすぎて、バックプレート(金属部分)でディスクを削ってしまったり。その状況で走行を続け、ディスクを歪ませてしまったりなど・・・かなり危険なことが起こる可能性もありますので、日頃からの確認を宜しくお願いしますね!!