こんにちは、モトラッド京葉 中村です!
遡ること去年の10月頃、
こんな記事を中村が書いておりました。
個人的にはシリーズ化したかった(という大義名分でバイクに乗りたいだけの)企画で、
今回ようやっと第2回と相成りました。
今回乗るのはコチラ、R1250GS(プレミアムスタンダード)。
GSというバイク自体オーナー様も多いですし
「今更説明など不要ッ!」と思われるでしょうが、
まぁ折角なんで付き合って下さい。
改めて、BMW Motorradを代表する"GS"の旗艦といえるモデルで、
遠乗りだろうが荒地だろうがお構いなし!というのがモットーのバイク。
”上がりのバイク(=人生最後のバイク)”としても名前が挙がりやすい一台で、
車で言うところのコレに近いものなのかな、とも思ったり。
個人的には「最後とか気にしてないで、人様に迷惑さえ掛けなければ好きなの乗れば良いじゃん」と思いますが。
さて、そんなGSですが、中村としては
「良さは分かるけど別に乗ろうとは思わない」
というのが本音でして…。
というのも、
・物理的にデカい。
・重量もまぁまぁある。
・"上がり"を考えるような歳でもない。
・そもそもロードスポーツの方が好き。
~などの理由から、全く触れることもありませんでした。
…が、曲がりなりにもBMW Motorradの販売員が
「GS触ったこと無いっす(笑)」じゃ済まされない気がしたので、
良い機会だし”乗った”という既成事実欲しさも兼ねて自分なりの目線で噛み砕こうではないかと思った次第。
という事で、いざ試乗!
※オフロードは(どうせコケるんで)走ってません。
結論から述べると、すんげぇ乗りやすい。
いや、本当に「すごい」ではなく「すんげぇ」って言いたくなります。
・物理的にデカい。
・重量もまぁまぁある。
~だなんて先程述べましたが
まぁ装備重量256kg(日本国内での届け出数値)もありますし、
はっきり述べるとデカくて重いバイクに違いありません。
第一、中村の背格好は2021年度の中3男子の平均とほぼ差が無いっていう。
そんな人間がバイクを買う時にGSなんて選択肢に入れんよ…。
~ですが、平坦な場所などであれば別に苦労なく押し引き出来てしまいます。
あくまで体感ですが、現在製造されている"R(ボクサーエンジン搭載車)"では
一、二を争うほど押しやすいのではないかと。
タイヤの幅とかハンドルの位置とか色々な要素があるんでしょうけど、
そういう説明は今回は割愛。
次にハンドル。
無理はないけれども適度に構えているポジションで、
操作性も疲れにくさも◎!
んで、よく「GSはテレレバーだからハンドルが重い」と言われますが、
正直それもあんまり感じませんでした。
いやまぁ細かく言えば、一般的なフォークと比べると
部品の数はかなり増えているので重くなっているんでしょうけど、
某社のコンパクトなクルーザー(※)の方がよほど重く感じます。
※家族所有の車両を実際に数千km走らせた感想。
他社の悪口を言いたいわけじゃないぞ。
確かに、小柄な体格で運動もさっぱりな中村ですら押し引きが容易で、
且つ無理のない姿勢と操作感で運転が出来るとあらば、
そりゃぁ上がりのバイク候補に挙がりますよ。
そしてこのエンジン。
~いやね、速い。
同じエンジンを積むR1250Rの試乗時にも書いたと思いますが、
何せトルクがたっぷりとあるので発進が本当に楽ちん。
そして、そのトルク感をそのままにグイグイと加速するので、
幹線道路への合流、バイパスや高速道路での巡行など
「今こそスピードが欲しいっす…」という時も即対応可能。
高回転寄りのバイクを「その扱い方も知らぬまま乗る」よりも、
GSでトルク任せに走ってる方がよほど速いんでね?と感じます。
・ハンドルの操作性良し
・大排気量ならではのパワー感も◎
・別に気難しくもないエンジンの性格
・(特記しませんでしたが)ブレーキの制動力も十分
~などなど、恐らくですが、サーキット以外の環境であれば
並大抵のスポーツバイクと並走出来るであろう性能。
アレだ、「やべぇ、俺ライディング上手い!」と勘違いするバイクですわ、コレ。
それでいてシートも座り心地は良いし、
オプションのパニアケースやトップケースを載せれば
多少の荷物はガンガン放り込めるし…。
人によってはキャリアやタンデムシートに括っても◎。
パニアといえば、この"マフラーじゃない側"のパニアケース、
中村が使用しているフルフェイスが入りましたよ。
あまり良い入れ方ではないので推奨はしませんけど。
~いやね、素直な性格じゃないんで
「皆が良いって言うから粗探しでもしてやろう」とか考えてたんですけど、
正直このバイクは良く出来ています…。
強いて言うならば、
・重さどうこう以前に、やはり物理的にデカいので駐車(輪)に気を遣う。
・シートの幅を削って欲しい。
~という点はありますが、
色々な装備や性能を有しているのでサイズは大きくなるでしょうし、
シートの幅についてもシート屋さんで削ってもらえば済む話。
~というかそもそもドイツのバイクですし、
そりゃドイツの基準でシートも造っているでしょうよ。
今まで…いや、今もか、何かしら我慢を強いるようなバイクばかり乗っていたせいか、
これだけ「何でも出来まっせ」というようなバイクは初めてというか隔世の感というか…。
ディーラーの立場だからこそ言いたくはないけど、GSってスゴいのね…。
とまぁ、今回はこんな感じでした。
GSは古くからファンも多い車種なので、
中村如きペーペーが今更説明するまでもない車両ではありますが、
「触れた事はないけど気になってる…」という人の助けになれば幸いです。
今回紹介したR1250GS・プレミアムスタンダードについては
当店又はモトラッド八千代にて試乗が出来ますので、
ご興味のある方は是非ご連絡下さい!
モトラッド京葉:047-396-8412
モトラッド八千代:047-486-1600
※2店舗間で試乗車を入れ替えている場合がありますので、
事前にご連絡を頂けますと幸いです。
以上、中村でした!