こんにちは、モトラッド京葉 中村です!
約4ヶ月の時を経て帰ってきました、中村が試乗車に乗ってギャーギャーわめく率直な感想を伝えるこの企画。
いやねぇ、試乗車がほぼ全部入れ替わったんでまた逐一乗って紹介しないと…。
今回乗るのは、この前色々と紹介したR nineT。
では早速参りましょう。
R nineT(Option719 ナイトブラックマット/アルミニウムマット)。
いやぁ、お世辞抜きで格好良いデザインです、ホント…!
~んまぁ、個人的に一番気に入ってる(気になってる)のは、”正式に生産終了がアナウンスされた後に試乗車を用意する”という、中々に思い切った当社のやり方ですが。
勿論判るよ?R nineTシリーズの新車はまだ多少あるし、色んな人に乗って試してもらいたいという考えも判るよ?
しかぁし、生産は8月に終わったのよ…?
まぁそれを用意してもらえたおかげで、数年前のあやふやな記憶→に頼らずとも、試乗したリアルタイムな感想をこうして書けるわけですけどね。
出勤前に慌てて撮ったせいで、車両が右に寄ってるわミラーが見切れてるわであまり好きじゃない画像。
少し前の記事で触れたので、ディティールについてはこのくらいで良いでしょう。
さぁ、乗り心地は~…?
~やはり何と言っても、コレ(エンジン)の主張が強い。
発進の際にクラッチを繋ぐ瞬間、少しだけ「トルクが弱い…?」と感じますが、気になる点はそのくらい。
いや、むしろそれも個性だ。
で、つながった後にスロットルをやや大げさに捻ってあげると、湿り気のある心地良いパルス音を奏でながらキレのある加速力を発揮!
その加速力というのがまぁ心地良いもので、「空冷の2気筒ゥ?どうせそんなエンジン回らんべよ(笑)」と侮ると面食らいます、ホントに。
そして重心は低く、けれどもコンパクトな車体構成で、安定性は中々高いくせに曲がり角やコーナーなどでも案外パタパタと寝てくれます。
中村のコーナリングなんて、いいとこ30度弱くらいしか傾けられませんけどね!
・低~中回転域の元気な加速と空冷らしい味わいのサウンド
・コーナリング性良好
~とあって、「下道だったら高回転型のスポーツバイクよりも楽しくスポーツ出来るんじゃ…?」と想像してしまうほど。
強いて言えば、コールドスタート(エンジンが冷え切ってる時の始動)時はアイドリングの回転数が高い為、出来れば始動後は20秒くらい放っておいてエンジンを落ち着かせましょう。
※エンジンに少し負担を掛けてしまうほか、元々トルクがかなり強いエンジンなので、慣れていない人がこの状態で発進させるとシビアな挙動を示します。
お次にヘッドライト。
BMWお得意の”アダプティブヘッドライト(カーブ中にライトの照射範囲を変更・増大させる機能)”を搭載。
GSみたいに”ウィンウィン動くヘッドライト”は何となく判りますが、R nineTのアダプティブヘッドライトってどういう動きをするんだろうと思ったら、車体の傾きを検知して補助灯がパッと光り、向いている方向を更に照らすという構造のよう。
行き先が明るく見やすくなるのはもちろん、「あ、俺ちゃんと傾けられてるんだなウヘヘ」と悦に浸れます。
※ものの数度傾けただけでも点灯するので、多分自分が思っているほど傾けられてないです。
メーター。
~おうよ、説明不要のアナログメーターよッ!
機械式でも電気式でも良いから、やはりメーターは”針”が良い…!
※あくまで個人の見解です。
R nineTだとタコメーターが標準装備となる為、メーターがとても賑やか。
それ以外(ピュアやスクランブラーなど)はスピードメーターのみとなりますが、それはそれでクラシカルさが助長されて趣がある為◎。
又、メーターの下に内蔵された液晶画面で総走行距離や電圧、シフトインジケーターなどを確認出来るという、見た目の雰囲気を重視しつつも機能性を持たせた造りがス・テ・キッ。
「…燃料計は?」って?
漢は黙ってトリップメーターで計りなさい。
※一応、知らないorやり方が判らない人の為に、トリップメーターで燃費を計る方法をば。
↓
1.ガソリンを満タンにする。
2.トリップメーターをリセット(0kmに)する。
3.任意のタイミング(燃料警告灯が点いた時など)で満タンまで給油。
4.トリップメーターの距離を給油量で割ると燃費が判るッ!
(例:100km÷6L=約17km/L)
~いや、友人などからたまに聞かれるんですよ、「燃料計無くて不安じゃないのか」って。
こちとら初めて買ったバイクがボロだったもんで、もはや燃料計や警告灯の存在ってどうでも良くて。
そしてR nineT、というよりはBMWボクサーの特徴たるシャフトドライブ。
トルクリアクションがやや強めで、ココは乗る人の好みがはっきりと分かれそう。
「トルクリアクションって何ぞや」という人の為に。
↓
シャフトドライブ車で加速や減速(エンジンブレーキ)をすると車体が起きたり寝たりしまして、それをトルクリアクションと呼びます。
別にこれでズッコケたりする事はありませんが、乗り慣れてない人だと「うわっ、なんか変な動きする…」と感じるかも。
尤も、不具合とかではなくただの物理的な話なので、気にする人は気にするかな~程度のお話。
個人的には、なんかウネウネせわしなく動く様がメカっぽくて好き。
で、(多分ですけど)R nineTは旧車っぽさを前面に押し出しているバイクなので、同じくシャフトドライブであるR1250GSやR1250Rなどと比べると、トルクリアクションがよりはっきりと感じられるような。
そういう意味も込めた試乗車なので、良かったらコレも試してみて下せぇ。
~などなど、旧車っぽさや個性を大事にしつつ、あくまで”イマドキのスポーツバイク”らしくFUNな乗り心地をしっかりと持ち合わせた稀有な車両、R nineT。
2023年11月現在、試乗車が絶賛稼働中ですので、「乗ってみたぁい…」という方は是非当店もしくは系列店にご連絡下さい!
モトラッド京葉
047-396-8412
モトラッド八千代
047-486-1600
※車両は店舗間で移動している場合がありますので、事前にご連絡下さい。
以上、中村でした!