スタッフ中村が試乗しました! - R12編

2024年07月12日 | モトラッド京葉からのお知らせ

こんにちは、モトラッド京葉 中村です!







さてさて、新しい試乗車・R12が登場し、ちょいと乗りましたのでその感想をば。



ところで、この前書いたR12の試乗車に関する記事、よく「今回の文章短すぎない?」と言われますけど、皆さん下まで読んでないでしょ。
まぁそれはそれで「まんまと乗せられおって、ヒェヒェヒェ…」って感じですけど。














じゃん。


クルーザー(=”アメリカン”ね)としては小ぶりで、無理のないサイズ感がなんとも魅力的。
ほら、クルーザーって「格好良いけどデカくてしんどい…」ってイメージあるでしょ。

実際クルーザーって、バイクを知らない人が割と興味を持ちやすいジャンルで、それでいていざ乗ったらその重さに閉口するジャンルでもあります。
別に他社を悪く言うわけじゃないぞ、BMW MotorradだってR18シリーズという巨艦なクルーザーがあるわけだし。


その為、R12だとかス〇ーツスターのような「小さ過ぎず、大き過ぎもしない絶妙なクルーザー」というのは、体格や体力に自信のないバイカーにとって希望の星となる、日本のバイク業界に絶対存在していて欲しい車両なのです。





さて、そんなR12、乗ってみて「およよ」と感じたポイントをいくつかご紹介。









【ここがニクいぜR12! その1】
エンジン


このボクサーエンジン、スペックを比較して頂くとわかりますけど、基本的にはR nineT(※ユーロ5規制対応)のものとそんなに変わりません。
ほんのわずかに低回転寄りにしているっぽいですけど。






~が、それはR12 nineTのお話。








今回試乗したR12では、クルーザーらしさを強調する為か、結構ガッツリと最高出力を抑えています。

一応、各車の数値を比較すると、


【R nineT(2023年)】
109馬力/7,250回転・116Nm/6,000回転


【R12 nineT】
109馬力/7,000回転・115Nm/6,500回転


【R12】
95馬力/6,500回転・110Nm/6,000回転


~といった具合。
※ボア(101mm)、ストローク(73mm)、圧縮比(12.0 : 1)はいずれも一緒。




これだけ見ると、殆どの人は「10馬力以上も下がるのぉ~…?」と感じるはず。











でもねぇ、それこそがR12の思うツボなんですよ…。










率直に言って速い、というか楽しい。





まぁ、元々このエンジン自体が
1.大排気量
2.二気筒
3.空油冷
~という構成なので、シャカリキになって回さなくても楽しく乗れるエンジンなのですが、R12の場合は更に”最高出力を抑えている=低回転寄りの性能としている”為、R12 nineTやR nineTよりも低い回転域でも元気良く走ってくれます。

その為、日常的な速度域(回転域)でもビッグバイクらしいトルクフルな走りが味わえ、その辺の幹線道路を流しているだけでも面白いものがあります。



特に3,200回転あたりを超えてからは、並列2気筒や水冷Vツインにも似た「力任せに蹴り出すような加速」が発揮されるので、個人的にはこの辺から4,000回転くらいまでを是非体験して頂きたいところ。
当然スピードは乗ってくるので、回す場所は熟考してね。











【ここがニクいぜR12! その2】
シート形状


このシート、断面の形状が”台形”ではなく”かまぼこ状”になっていて、この”カドの丸さ”が中々秀逸。
座ってて痛くないし、信号待ちなどで足を真下に下しやすいんだぜ?

体格の影響もあるんでしょうけど、過去にF900XR(ローシート装着車)やR1250RSを試乗した際、カドが立っていて太ももの内側が段々と痛くなっ「あッ…、んふッ…」って変な声が出記憶が



強いて言えば、カドが丸くなった結果、足を下すとサイドカバーに思いっきり足が接触するようになりましたが、まぁクルーザーはそういうもんだ。
サイドカバーは大事。うん。









【ここがニクいぜR12! その3】
標準装備のスマホホルダー









~は、スマホ持ってないんで、…はい。

というかコレ、液晶に表示される回転計を見て欲しくて撮った画像なので、もはやスマホホルダーの事は考えていなかったっていう














【ここがニクいぜR12! その4】
足回り


前以て述べましょう、私ゃ足回りの違いについては非常に鈍感です。
なので、倒立or正立フォークだとかハブステアとか、理屈としての良し悪ししか判らないっていう。
…とは言うものの今乗ってるボロバイクは、修理という名目でフロントにハイパープロ製コイル、リアはヨシムラ(カヤバ)製リアショックに交換していたり。



ただ、中村のように「サスペンション?ん~、わかんね」っていうおめでたい人間が乗っていても、路面の追従性や衝撃吸収性などは良好だな~と感じます。
例えば、国道357号線って路面が大分アレなことになってますけど、そんな道でも滑らかに往なしてくれますよ、ホント。





ホイールは19インチとやや大きめですが、同じ19インチであるGSを造り続けている経験が活きてるんですかね、見た目以上に自然なコーナリングをしてくれます。
いや、上述の通り筆者が鈍感なので「こんなもんだろ」としか認識出来てないのかも知れない。


クルーザーでありながら、ちょいと攻めた走りもしっかりと許容してくれそうな強靭さと従順さが◎!







そんなこんな、BMW Motorradが世に問うコンパクトなクルーザー、R12。

只今当店で試乗出来ますので、是非試してみて下さいね!


モトラッド京葉
TEL:047-396-8412

※ご試乗の際は、事前にご連絡頂けるとスムーズにご案内出来ます。



あと、2024年7月現在、当店にはR12の在庫が2台だけありますので、気になっている方はこちらもお早めにどうぞ!
グレードはスタンダードとツーリングが1台ずつ、色はどっちも黒色ね。



以上、中村でした!


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GS FUN RIDE 2024の様相。

2024年07月06日 | モトラッド京葉からのお知らせ

こんにちは、モトラッド京葉 中村です!







去る6月30日、GS FUN RIDEが開催されました。



(知らない人の為に)どうしようもないくらいザックリと解説すると、「BMWGSシリーズで泥まみれになろうぜぇ…、ウヘヘ…」っていうイベント。

様々な難易度のコースが用意されるほか、初心者や未経験者の為のトレーニング枠も用意されていたり、更には”GSじゃなくても参加可能”という敷居の低さが◎!
実際、この日も(中村が確認出来た限りでは)BMW以外に6メーカーほど走ってましたよ。







そのGS FUN RIDEに中村もちょいとお邪魔したので、会場の空気をちょびっとお届けします。







過去の映像や画像を見るに、このGS FUN RIDE、例年では”浅間火山レース跡地(浅間サーキット)”で開催されていたそうですが、今回は厚木にある”人の森株式会社 華厳工場”という採石場で行われることに。



~ただ、”採石場”って頭で理解していても、我々一般人だとあまり馴染みのない場所なので、はて如何なものかと思っていまして。

だってねぇ、名の知れた採石場って”大谷石が採れたあそこ”とかでしょうし。











~マジ荒野。
やべぇ、こういう場所大好き。



(運転中だったので撮影しませんでしたが)ここに来るまでの道のりに至っては”ガレ場一歩手前”みたいな状態で、前日の雨も相まって中々スリリングな様相を呈していました。

そしてその道の脇に佇むコレに完全に心奪われたワタクシ。
もうこのダンプを見れただけで「今日早起きして良かったぁァァ!」って気分ですよ、ホント。
ちなみにこの日は3時前起床。





んまぁ、そんなこんなで到着して、テントを組み立てて椅子などを用意して~…、









準備完了ゥッ!



で、この後は各ディーラーのお客様が続々入場し、開催の挨拶や注意事項の説明などを行ったあと、時間の許す限り泥んこ遊びオフロード走行を楽しむ!というのがおおよその流れ。







会場でのワンシーン。
こりゃぁR100GS ダカールかい…?


以前の記事で述べたように、中村は色々とアレなバイクしか持ち合わせてないので観覧のみ。

代わりに、出展していた企業のブースを片っ端に回ったので軽くご紹介。










まず最初はツアラテック
BMW Motorradと同じくドイツ生まれで、GS乗りなら一度はカスタムでお世話になったのではないでしょうか。

色々なパーツを現地販売していまして、「転倒して部品が壊れたらおいで!」と言っていたのが印象的。








ほら、この通りヘッドライトガードとかミラーとかたっぷり持ち込んで、その場で直す気満々ですし。
~それより、イベントに乗り付けてたツアラテックのバンが気になったのは中村だけでしょうか。










お次はKlim(クライム)
ACHERO(アチーロ)が正規代理店として仕入れている、オフロードやスノーモービルなどに向けた装備を取り扱うブランド。

詳しい話は聞けなかった(丁度お客さんが数名居たのと、強風で什器が倒れて忙しそうだった)ですが、この通りグローブやオフロード向けのパンツ、シャツ等がどっさりと展示されていました。









3軒目はダイワオートモービルズ
中村がおしゃべりし過ぎちゃったお店、その1…///

美しさと耐久性(保護性)を両立した独自のガラスコーティング剤を持ち込んでおりました。
手前に写るG310GSはコーティングを掛けまくった見本。
Oh...、GS40周年色じゃないですかぁ…!







なんでも、”粒子を細かくしたレアメタルを配合することで、従来のガラスコーティングを凌ぐ強靭な皮膜を形成出来る”んだとか。
左下の5,000円のお品物、気になって買っちゃったよッ…!









ちなみにコレが会場に置いてあった見本。
右がコート済み、左がコート無しで、左右で水の滴り方(≒撥水)が全然違うのが見て判るかと。

早く自分のバイクにも塗布したいじぇ…。









4軒目はBONSAIMOTO(ボンサイモト)
中村がおしゃべりし過ぎちゃったお店、その2ッ。

「自分が実際に使ってみて良いと感じた品物が、もっと広く認知されればそれで良い」という割り切った方針で、根強い支持を得ている生粋の”オフ屋”。

同じオートバイであっても、オフロードとオンロードって何もかもが異なるので、「今までオンロードしか触れてない」という人はこういうお店のオンラインショップとかカタログを見てみると楽しいですよ。







ほら、画像中央の”車の窓ガラスを叩き割るハンマーみたいな道具”とか一見すると何に使うかよく判らんでしょ。
名前もマッドアックス、直訳で”泥の斧”だし。


これ、ハンマーでも斧でもなく、”車体にくっついた泥を素早くこそぎ落とす道具”です。
普通の用品店じゃ絶対売ってないよコレ…。



そして何より注目なのがコレ。







オールワン・パーフェクトクリーナー

1.汚れを水ですすぐ。

2.すすいだところにコレをぶっかける。

3.高圧洗浄機で洗い流す。

~と、浸け置きも擦る作業もせずに頑固な泥汚れを除去するという、謎のスーパーケミカル。
当然の如く心の中で「本当かぁ…?」と思いつつ、でも面白そうだからと購入に至る中村。

…アレだな、間違えてGS FUN RIDEじゃなくて用品の即売会に来たんだな。



ちなみに上のリンクに動画が貼ってありますが、ホントに浸け置きナシで汚れを落としてます。
やべぇ…。







さて、ここで一息。








お昼の休憩中の一幕。
インターナショナルGSトロフィー日本代表として参戦された、もしくは今年代表として参戦する皆さんのトークショー。
パッと見では”優しそうな5名様”ですが、GSトロフィー日本代表に選ばれた方々ですから、GSを操るスキルは紛れもなく日本でも指折り。
そんな人たちが5人も並んでいるもんで、いやぁ、なんか恐縮です…!



「インターナショナルGSトロフィーを知らない」って?
Youtubeとかで調べてごらんヤバいから。










さぁ、続きを。








こちらはK&H
”BMW Motorradのシートを替える”となった場合、真っ先に名前が浮かぶであろう老舗外装パーツメーカー。
BMW Motorradだとシートのイメージが強いけど、実際にはFRP製外装を製作したのが同社の始まり。



会場に様々な車両のシートを持ち込んでおりまして、





すべすべ、もちもちのコレが、









表皮を張ってこうなったり。

いやねぇ、あの”表皮を張ってないシート”、指でつんつんしてるとすごーく優しい気持ちになるの。







あとコレですよ、R1300GSのシート。

ご覧の通りシートのカドを丸くして、幅もギュッと絞ることによって、座り心地を損なうことなく足着き性を改善!
試しに跨らせて頂きましたが、決して背が高いといえない中村(身長163cm)でも、ノーマルよりも安心感を感じました。


R1300GSオーナーの皆さん、コレ試す価値ありまっせ。











そしてミシュランタイヤのブース。
(ブースの全景が上手く撮れてませんでしたゴメンナサイ)

今回持ってきて頂いたコレ、アナキーロードという新しいタイヤ。
「「GSとはいっても普段はオンロードしか走らん」という方は是非履いて!!」とはミシュラン担当者さんの談。





このカクカクーッと曲がった直線的な溝のパターン、良いねぇ…。
なんでもコレ、GSなどの”ビッグオフに似合うオンロードタイヤ”としてこのパターンにしているとか。





そしてミシュランが用意してくれた、三銃士ことブロックタイヤの試乗車たち。
限られた時間での試乗でしたけど、中々の盛況っぷりでしたよ。





当店からご参加のK様も試乗。
「ブロックタイヤすごっ…」との事。












午後から風が強くなり、テントが吹っ飛ばされそうになるなどのアクシデントはありましたが、皆さん思い思いにFUN RIDEをして頂いた様子。



~と、こんな感じでワイワイ楽しく走れるGS FUN RIDE。
(多分ですけど)来年も開催されると思いますので、ご興味のある方は是非一緒に砂まみれになりましょう!

以上、中村でした!





まぁ、そういう事言う前に自分のオフ車を用意しないとダメっすね…。


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