S1000RRの乗りやすく速い理由!

2010年08月24日 | サービスセンターより愛をこめて…

みなさん、こんにちは!グッドウッド市川サービスセンター、サービスの前川です

毎日、猛暑日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?水分は十分に

取って体調にはお気をつけ下さいね。

さて、デビュー以来ご好評いただいてます、S1000RRですが何故どうして、あんなに

乗りやすく、そして速いのでしょう?今回は普段見ることが出来ない、メカニカルな

部分のご紹介をさせていただきます

↓BMW Motorrad初のSSであります!

Photo_2

↓奥に見えるのは軽量なチタンバルブ!吸排気バルブは高回転域まで確実に

作動し、最大限のパワーを引き出します

Pap_0062 (よく見えなくスミマセン)

↓エンジンヘッド内部です。DOHCでもかなりコンパクトな設計であります

回転するカムシャフトの下に、バルブを押し下げるためのロッカーアームが

あるんですが、ほとんど見えないくらいに小型化、取り付け軸が吸排気とも

前方にあります。利点はシリンダーヘッドの軽量小型化です。

Pap_0048_2 (画像上面が排気側)

↓カムスプロケットとカムチェーンの間隔が狭く、コンパクト設計です!

Pap_0047 (車体右側上部)

↓下側がクランクシャフトの軸です。その上部にインターミディエイトギヤドライブを

設ける事で、カムチェーンの長さを短縮、カムシャフト側スプロケットの小型化に成功。

結果的に、エンジンブロックの小型化 = より深いバンク角の実現

Pap_0049 (車体右側下部)

↓スロットルバルブと、燃料噴射するツインインジェクター。状況に応じて、

メインインジェクターとプレインジェクターがフルシーケンシャルで作動します。

これにより最適なエンジン出力が引き出せます

(スロットルバルブ開閉はライドバイワイヤシステムにより制御されます)

Pap_0068

↓エアーBOX内部。インテークマニホールドは低中速域、高速域で吸気管の

長さを可変させるシステムです。これにより最適なトルクカーブになります

Pap_0076 (低中速域)

Pap_0077 (高速域)

↓これはアンチホッピング機構付きクラッチです。

シフトダウン時の強いエンブレが抑えられ、安心です

Pap_0067 (表面の三角に注目!)

↓減速時にこの様な動きを発生させ、クラッチのつながりを緩和します。

Pap_0065 (アンチホッピング作動中)

いかがでしたか?S1000RRは、すばらしいですね!

じつはまだまだ、ほかにも沢山あるんですがこのくらいに

しておきます。気になる方は、ご来店お待ちしておりますよ~。

ではまた、楽しい情報アップさせていただきます


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