NEW S1000RR 2015年モデル サーキット走行インプレッション!

2015年04月05日 | マネージャー三宅ブログ

3月初旬に ポルトガルのリスボンで開催されました、BMW Motorrad International Dealer Conference 2015 にて、2月に発売されたばかりの NEW S1000RR のサーキットトレーニング を受講してきましたので、簡単なインプレッションを記したいと思います!

Training/Race Track (AM8:00~)参加 in Estoril(エストリル)サーキット

1536_IMG_4577.jpg

国際ディーラー会議2015の翌日は、2015年NEWモデルの試乗をサーキットと一般公道に分けて実施しました。
早朝より、ポルトガルのエストリルに有るエストリルサーキットへ移動し、NEW S1000RR(以下、S1000RR)のセールストレーニングを受講しました。エストリルサーキットは、現在はロードレース世界選手権 (Moto GP) が開催されているサーキットとなります。

1536_IMG_4601.jpg

1536_IMG_4603.jpg

NEW S1000RR がいっぱい並んでいます!テンションが上がりますね!


1536_IMG_4660.jpg

こちらのお方は、BMW Motorrad 公認インストラクターの方で、先導を務めて頂きました。めちゃくちゃ速いお方です。

1536_IMG_4679.jpg

トレーニング前のブリーフィング。右の女性2人はアシスタントの方です。

1536_IMG_4636.jpg

グループ分けを行い、サーキット走行(20分×3本)、平地でのトレーニングを交互に行いました。

こちらは、平地トレーニング用の S1000RR たちです。

1536_IMG_4684.jpg

インストラクターによる S1000RR の機能説明を熱心に聴いているところです。基本的に全て英語での説明となります・・・。三宅が理解出来たのかどうかは内緒です・・・。

1536_IMG_4685.jpg

平地でのトレーニングは、路面に一部敷いてある「砂」をS1000RRでフル加速にして通過してくださいとのこと。リヤのトラクションコントロールの性能を体験するためとなります。実際にリヤタイヤが砂の上を通過したときに、アクセルを開いたままでも適切にDTC(ダイナミックトラクションコントロール)が機能し、砂の上での適切なトラクションに切り替わるので車体が安定したまま通過することが出来ました。

1536_IMG_4682.jpg

次は「ピットレーン・リミッター」の作動体験です。1速に入れて発進し、セルボタンを押し続けることでアクセルを吹かしても「ピットレーン・リミッター」が作動して車速が規定の速度より上がらないようにする機構です。実際に体感することが出来ました。「ウワァンウワァンウワァンウワァン!!」とエンジンがうなっても車速が一定(40km/h)以上、本当に上がりません。

t_IMG_4686.jpg

t_IMG_4688.jpg

次は、1速~5速までシフトアシストPROにて瞬時にシフトアップし、急に1速まで落としてクラッチを握り、またパッと離すことを行いました。これは、S1000RRに装備されている「スリッパークラッチ」の体感テストとなります。

次は、パイロンをスラローム走行し、S1000RRの操縦安定性を体感しました。低速でのスラローム走行でもエンジン回転数が不安定になることもなく、力強いトルクを発生。ハンドリングも素直で、スムーズにスラローム走行が出来ました。

上記の流れを5回ほど実施し、平地トレーニングは終了となりました。平地トレーニングでは、S1000RRがエンジンの低回転域でもトルクが有り粘り強く、またコントロールのしやすさ、素直なハンドリングを持つマシンだということが体感できました。

小休憩のあと、グループはRace Track Trainingに移りました。先導の方の後ろについて5人ずつの走行です。

1536_IMG_4697.jpg

予め、事前の自己申告によりRace Trackの走行経験が有るか無いかによりグループ分けが済んでいますので、レベルは同じくらいのグループでの走行となりました。エストリルサーキットは、路面にところどころアスファルトの継ぎ目が有り、一部コーナーには滑りやすい部分もありました。天候は前日までの雨が上がったばかりでハーフウェット状態。また途中で小雨も降り出したので条件としては良くなかったと思います。

S1000RRは、シフトアシストPROによりスムーズにシフトアップしながら加速が可能です。アクセルを開けたままでトラクションを失うことなく瞬時にシフトアップが出来るので、短時間で車速を上げるにはとても優れた機構だと改めて体感しました。私の1本目はとにかく前のライダーに付いていくのが一杯の状況で、バンク角センサーやトラクション効果など余裕をもって体感することが出来ずに、サーキット走行に慣れるのが優先でした。

1536_IMG_4700.jpg

その後も休憩をはさみながら、またサーキット施設の見学も受けながら2本目、3本目の走行となりました。

1536_IMG_4703.jpg

普段は関係者しか入れない?場所へと連れて行っていただきました。

1536_IMG_4704.jpg

なるほど、、ここからは大変見やすいです。

1536_IMG_4706.jpg

管制室?内にて。

1536_IMG_4707.jpg

一生懸命説明してくれています(もちろん英語で・・・)

1536_IMG_4721.jpg

1536_IMG_4733.jpg

サーキット走行組の皆さんがホームストレートで全開?走行をしているところです。

↓ NEW S1000RR 迫力のエンジンサウンドも是非お聞きください!! ↓

2015.03.02 NEW S1000RR Race Track Training

このサウンドでも、完全ノーマルマフラー状態の NEW S1000RR です!

驚きの高性能マシンであることを証明しています!

1536_IMG_4736.jpg

私の2本目の走行からはS1000RRの性能(RACEABSブレーキ・アクティブサス・シフトアシストPRO・199psのエンジン・他)を味わうように徐々にスピードを上げ、ようやく楽しんで走行できるようになりました。特にいくつも有る、様々な曲率のコーナーでも、私のテクニックレベルでも減速~バンク~加速体制に専念できました(シフトアシストPROの恩恵が大!)。
また、DDC(ダイナミックダンピングコントロール)も恐らく車速やアクセル開度やバンク角で適切に機能していたであろうというくらい、自然にサポートしてくれた感じがします。ホームストレートでの220km以上の状態からの強めのブレーキングでもDDCが効いて、車体が安定したままコーナーに侵入し、減速~バンク~加速体勢を楽しみながらこなすことが出来ました。

これは、サーキット走行経験が足りない私にとってはS1000RRでなければ出来ない芸当だと思います。シフトアシストPROにより、積極的で頻繁な回数のシフトアップ・シフトダウンが可能、通常シフトダウンをスムーズに実行するためには技量が必要ですが、正直自分で操作するよりシフトアシストPROに任せた方が早くて正確。

若干1名、他のグループで転倒者も発生しましたが、S1000RRの新しく搭載された機構をほぼ体感することが出来、
無事にRace Track Trainingが終了となりました。

NEW S1000RR の魅力につきましては、「BMW Motorrad HIBIKI Vol.3」 にてより詳細に記されていますので是非こちらもご参考にしてみて下さい。

また、この日の「Race Track Training」の写真につきましては、下記フォルダに収めましたので是非興味のある方はのぞいてみて下さいね!

「Race Track Training」の写真を見る

次回は、この日の午後に行われた、「Test Ride Road Training」 による、NEW R1200RS、NEW S1000XR の試乗インプレッションをお送りします。お楽しみに!!!
 
Motorrad Keiyo

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする