こんにちは、モトラッド京葉 中村です!
突然ですが、"M"というアルファベット。
嗚呼、ビマー(って今呼ぶんですかね)の皆様にとっては
なんと甘美な一文字なのか…。
そうです。
BMWの界隈で"M"といえば、モータースポーツにおける
BMWのブランドおよび概念そのものを意味する、
非常に重要な意味を持つアルファベットです。
車でGTRと聞けば、「とりあえず速くてすごそう」と感じるのと一緒です。
ちなみに私ゃGTRならコッチ派。
四輪のBMWでは長らく親しまれているMの称号ですが、
BMW Motorradで使用されたのはここ最近。
遡ること2019年、それはS1000RRにMパッc…
「~話長ぇよ」って?
自分でもそう思い始めたところです。
じゃん。
~ということで、M1000Rが当店にも入ってきましたよ!
※2台とも既にご成約済みですが、お客様ご了承の上店内で展示中です。
いやはや、3月の東京モーターサイクルショー(以下TMCS)でチラッと見掛けましたが、
改めて至近距離で見るとイカツいのなんの…。
ちなみにTMCSではプレミアムライン(黒い方)が置いてありました。
生い立ちや形状が似ているS1000Rと比較すると、外観上は
・ウイングレットが追加
・リアサスペンションのコイルが青色になった(コイルというか、そもそも別物ですが)
・Mブレーキキャリパーを装備
・全体のグラフィックがM1000R専用のデカールに変更
・アンダーカウル(スポイラー)の追加
・バックミラーがバーエンドタイプに変更
~といった違いが見受けられます。
他は全体的にS1000Rと共通点が多そう。
アウターチューブが黒いマルゾッキがシブい…!
そしてアクセントにもなる青色のMキャリパーが良い味出してます。
まぁその、皆様同じ意見かと思いますが…、
ネイキッドバイクにウイングレット付けるぅ!?
いや、格好良いよ?それはわかるよ?
それでしっかり整流効果(又は荷重)も確保出来るんでしょうけど、
そもそもこれネイキッドバイクだからね!?
大体、M1000Rの兄弟機ともいえるデザインのS1000Rが
「S1000RRからカウル外しました!」ってバイクなのに、
その上から「えぃっ、ウイング付けちゃえっ♪」ってならないでしょ、フツー!
…まぁ、そうは言っても
メーカー自らがステレオタイプを無視しまくった
バイクや車は大好きです。
乗り物なんざ我が道を往ってナンボですよ。
加えて目を惹く点はコレでしょうか。
BMW Motorradの公式HPをそのまま引っ張ってきた画像で、
上がS1000RR、下がM1000Rのデータ。
比べて頂くと判りますが、
・ボア×ストローク
・最大出力/rpm
・最大トルク/rpm
・圧縮比
~などなど、エンジンがまるっきり一緒。
同じS1000RR由来のエンジンを積んでいるS1000Rですと、
元々のエンジンから圧縮比を多少下げたことで
「S1000RRの速さや楽しさをキープしつつ、乗りやすさも考慮しているぜ!」
~となるのですが、
M1000Rの場合、圧縮比も何もいじらずに
「S1000RRのエンジンそのまま載せちゃった☆」というバイクなので、
扱いやすさとかは二の次にして性能だけにひたすら特化。
…なんかこう、思い切ってますね。
ちなみに、白と黒とでは仕様に違いがありまして、
"M"らしいカラーリングや鍛造アルミホイールが硬派な白(スタンダード)と…、
とりあえず外装もホイールもカーボン特盛、
ステップ等はビレットパーツに差し変わった黒(プレミアムライン)となります。
お値段はそれぞれ、
白(スタンダード)
¥2,652,000
黒(プレミアムライン)
¥3,328,000
~となります。
中々のレア度且つぶっ飛んだパフォーマンスを誇り、
且つ2023年5月現在最新鋭のマシンですので、
ご興味のある方は是非見に来て下さいね!
以上、中村でした!