ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【海外特派員】難波先生より

2012-09-25 12:48:11 | 難波紘二先生
【海外特派員】日曜日の「中国」に共同通信上海支局の記者が、「日本撹乱へ情報戦」、中国「TV・ラジオで世論統制」という言い訳記事を書いている。
 要は、「漁船1,000~1万隻が尖閣列島の海域に押し寄せる」という誤報を流したことの弁明だ。


 ワシントンに暮らしていたとき、日本のメディアは現地の新聞やテレビの内容を日本語にして送稿しているだけで、オリジナルな取材をしていないことに気づいた。彼らは「日本人ムラ」とのお付き合いが忙しいのである。東京に戻ったときの人脈作りにせいを出していた。
 この風潮は何十年経っても変わらない。上記「産経」古森記者も、現地メディアの報道を日本語で伝えているだけだ。


 「共同」は通信社のくせに、中国メディアの報道をそのまま吟味することなく伝えていたことがはっきりした。自分たちが「撹乱された」ことを中国政府のせいにしている。
出港する漁船がどこに向かうかは、漁師に直接聞けばわかることだ。デモ隊が日当をもらっているかどうか、どうやって、どこから来たかも、デモをしている若者に直接聞けばわかることだ。日本人のため聞けないのなら、現地人か白人を雇えばすむことだ。
 ウラの取れない情報を一方的に流してはいけない。
 この報道の基本が守られていない。これは日本のメディアがいまだに「終身雇用制」を守り、契約社員をほとんど採用していないからだ。
 海外の戦争や暴動や内戦の報道では、下請け会社の記者が現地に行き、シリアのように銃撃されて死ぬが、正社員はいつも安全地帯にいる。


 WSJは22日、「慰安婦問題」について、野田首相と単独インタビューし、その内容を「時事」が流している。これは国内でおこなわれた。日本のメディアは、これを恥辱とは感じないのだろうか?
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2200T_S2A920C1PE8000/
 http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_517210
 
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