【ミクロメガス】「岩波文庫解説目録」を繰っていたら、長い間探していた、ヴォルテールの「ミクロメガス」(1752)が『浮世のすがた他六篇』の中に含まれているのを知った。ギリシア語の「ミクロ」=微小と「メガ」=巨大を組み合わせた造語で、シリウス星に住む巨大人の哲学者ミクロメガスが、土星人と連れ立って地球旅行をして、スワメルダムが発見した細菌ほどの大きさの地球人と対話をするという、SF小説のはしりである。
AMAZON古書から取りよせたが、この池田薫訳(1953)は稚拙だ。前に読んだ「ちくま文学の森」だったかに入っていた訳の方が優れている。(いまちょっと本が見つからない。)スウィフト『ガリヴァー旅行記』(1726)の影響を受けた短編である。
フランス啓蒙思想家による小説は、今の「ポピュラー・サイエンス」と同じで、物語として楽しめると同時に、自然科学の最新知識を学べるようになっていた。ゲーテの小説も同様だ。
今の小説がつまらないのは作家が不勉強で、自然科学や医学についてウソばっかり書いているからである。
AMAZON古書から取りよせたが、この池田薫訳(1953)は稚拙だ。前に読んだ「ちくま文学の森」だったかに入っていた訳の方が優れている。(いまちょっと本が見つからない。)スウィフト『ガリヴァー旅行記』(1726)の影響を受けた短編である。
フランス啓蒙思想家による小説は、今の「ポピュラー・サイエンス」と同じで、物語として楽しめると同時に、自然科学の最新知識を学べるようになっていた。ゲーテの小説も同様だ。
今の小説がつまらないのは作家が不勉強で、自然科学や医学についてウソばっかり書いているからである。
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