【天皇のおことば】
12/23天皇誕生日に際して行われた記者会見での「おことば」にこういう一節があった。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151223/k10010350441000.html
<この1年を振り返ると、様々な面で先の戦争のことを考えて過ごした1年だったように思います。年々、戦争を知らない世代が増加していきますが、先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なことと思います。>
これは田中角栄の「戦争を知らない世代が多数になったら、この国はあぶない」という名言と同じことを述べていると思った。「象徴」だから言いたくてもいえないのだな、お気の毒だ。
好戦派のMr.Sや花土子さんは、この発言を読んでなんと思うだろう?
私は「国連憲章」を改正して、「旧敵国条項」を廃止。ドイツと日本を安保理常任理事国にし、自衛隊は国連安保理所属軍と位置づけ、その海外出動は「安保理決議」に基づいて行うとする方法が、もっとも現実的だと思う。災害救援活動は日本国内の場合、首相判断で行うことにすればよい。国連には交戦権がない。なぜなら国家ではないからだ。国連が世界国家になったら、カントの「永遠平和」が実現されるだろう。(カント「永遠平和のために」, 岩波文庫,1985/1)
自衛隊の武力出動は「治安維持活動」のひとつになる。これなら憲法前文と九条との整合性も保たれるだろう。
12/23天皇誕生日に際して行われた記者会見での「おことば」にこういう一節があった。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151223/k10010350441000.html
<この1年を振り返ると、様々な面で先の戦争のことを考えて過ごした1年だったように思います。年々、戦争を知らない世代が増加していきますが、先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なことと思います。>
これは田中角栄の「戦争を知らない世代が多数になったら、この国はあぶない」という名言と同じことを述べていると思った。「象徴」だから言いたくてもいえないのだな、お気の毒だ。
好戦派のMr.Sや花土子さんは、この発言を読んでなんと思うだろう?
私は「国連憲章」を改正して、「旧敵国条項」を廃止。ドイツと日本を安保理常任理事国にし、自衛隊は国連安保理所属軍と位置づけ、その海外出動は「安保理決議」に基づいて行うとする方法が、もっとも現実的だと思う。災害救援活動は日本国内の場合、首相判断で行うことにすればよい。国連には交戦権がない。なぜなら国家ではないからだ。国連が世界国家になったら、カントの「永遠平和」が実現されるだろう。(カント「永遠平和のために」, 岩波文庫,1985/1)
自衛隊の武力出動は「治安維持活動」のひとつになる。これなら憲法前文と九条との整合性も保たれるだろう。
つまり、「戦争」とは結局は人と人との揉め事なのであって、ほとんどの人は大なり小なり戦争を経験していると思う。
その結果、悲惨さによって怯えるか、憤慨するかの二通りである。
個人としては戦争の悲惨さによって気弱な平和主義者となるのも致し方ないが、国家たるものがそうであってはならないと思う。
天皇陛下の御言葉「先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なこと」という部分が一番大事な所である。
私は登記されておらず、好戦派でもなく、日本には抑止力が必要だと思っているだけです。本当の好戦派は刑務所に入るなどしているでしょうね。ちなみに私の職業は一応憲法も勉強した法律関係です。ブルーカラー気質の馬鹿ですが暴力は肯定しません。
難波先生はペンで戦うのですか?中国では好戦派ではない劉暁波氏がペンで戦っていただけで投獄されています。正義を説いても暴力で蹂躙されたなら暴力者の勝ちです。暴力者からどうやって正義を守るの?私は剣を選びます。それは好戦派ということではありません。
誰かの犠牲の上に今の平和があるのです。
私には天皇陛下の言葉よりも、靖国の魂に涙が出ます。アジア、沖縄、強制連行シベリア、バルト三国、北方領土、太平洋、世界中で死んでいった先輩方の魂に対し、日本を守るために微力でも力を尽くすと強く誓っているだけです。
今の日本は先述の愛国バカが多いほど戦争が遠のくのです。
これはその通りだね。その人それぞれの身分、分限でしか、同時代の事象を捉える事はできない。一兵卒だった司馬さんと、政府上層部と交わりつつ田舎に遁世していた白洲次郎では、戦争に対する考え方が全く違うのも不思議はない。
現代に生きる我々は、戦前から戦時中を生きた知識人の書き残したものを一つでも多く読み、学び、いかにして将来に起き得る戦争を未然に防ぐことができるか考えていく事が必要だと思う。「先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくこと」が「極めて大切」という陛下のお言葉を、私はそのように受け止めている。