【書評】エフロブの「買いたい新書」書評No.201に辰濃和男「文章のみがき方」, 岩波新書を取り上げました。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1390608337
ネット上には多様な個性的文章が溢れていますが, 正直なところ「読ませる文章」は少ない。それでは困ります。
よい日本語文の書き方を教科書風でなく, 随筆風で, しかも読書案内を兼ねていて「名文」事例を示してくれるような本はないものか, と探していたらありました。著者は1930年東京生まれの戦中世代。東京商大(現一橋大)を卒業後, 「朝日」に入社し社会部, ニューヨーク特派員などをへて, 1975年から「天声人語」の執筆を13年間担当した人です。
多くの「文章術」の本は教科書みたいですが、この辰濃による本は名文をいろいろな作家から取り上げて、具体的にどこがよいのかを説明しており、「文章術実習」みたいな本です。文系と理系の一番大きな違いは「実習・実験」があるかどうかだと思っていましたが、こういうやり方だと「実習」になると思いました。平易な文章ですらすら読めるのでお薦めです。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1390608337
ネット上には多様な個性的文章が溢れていますが, 正直なところ「読ませる文章」は少ない。それでは困ります。
よい日本語文の書き方を教科書風でなく, 随筆風で, しかも読書案内を兼ねていて「名文」事例を示してくれるような本はないものか, と探していたらありました。著者は1930年東京生まれの戦中世代。東京商大(現一橋大)を卒業後, 「朝日」に入社し社会部, ニューヨーク特派員などをへて, 1975年から「天声人語」の執筆を13年間担当した人です。
多くの「文章術」の本は教科書みたいですが、この辰濃による本は名文をいろいろな作家から取り上げて、具体的にどこがよいのかを説明しており、「文章術実習」みたいな本です。文系と理系の一番大きな違いは「実習・実験」があるかどうかだと思っていましたが、こういうやり方だと「実習」になると思いました。平易な文章ですらすら読めるのでお薦めです。
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