【修復腎移植】
1) 宇和島での移植は、8/8水曜日のものは記者会見をやらず、8/10金曜日, 移植手術の後に、2例分をまとめてやるそうだ。水曜日は私も参加を見送り、9日木曜日の夕刻に宇和島入りすることにした。久しぶりに近藤先生や移植スタッフなどに会えるのが楽しみだ。
石川達三の小説に『七人の敵がいた』がある。青山学院大学の教授が、女子大生を強姦したとして無実の罪に問われ、転落する実話に取材したものだ。同僚の嫉妬がテーマだが、「こんなことあるのかいな?」と思いつつ読んだ記憶がある。
「天網恢々」への反響メールを読みつつ、ふとこの小説を思い出した。
高原史が万波誠を嫉妬する理由ははっきりしている。もともと市立宇和島病院は京大系だったが、愛媛大学医学部が阪大系により作られてから、阪大系に移行した。その関係で高原は、「倫理委員会」にかけると阪大ではできない手術を、市立宇和島病院に依頼していた。無事、手術を終えた患者は高原よりも万波誠に感謝した。
これは主治医としては面白くない。嫉妬心がうまれた。それだけのことだ。
宇和島徳洲会病院か万波誠を潰せば、高原としては満足なのである。
が、高原とともに厚労省のお先棒をかついで、「医療監査」のために、宇和島に乗り込んだ寺岡慧の「意図」が謎だった。6年考えたが、わからない。藤原正彦の随筆によれば、数学者はある問題を解くのに数ヶ月はぶっ続けに考えることもあるそうだ。私は6年!
寺岡が万波を憎んでいたのではなかったのだ。彼が嫉妬していたのは、万波と接点のある学内の同僚教授で、その教授を失脚させるためのネタがありはしないかと、それを探すために宇和島に「医療監査」に行ったのである。何とも信じがたいが、これが「男の嫉妬、学者の嫉妬」というものである。
納得できない方には、石川達三の小説の一読をお薦めする。
2) 8/7夜の「朝日」ニュースにこういうのがある、出所は市立宇和島病院関係者らしい。
http://www.asahi.com/health/news/OSK201208070105.html
<宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師らによる病気腎移植をめぐり、厚生労働省が、万波医師の前勤務先の市立宇和島病院に対し、保険医療機関の指定は取り消さず、「戒告」の行政措置にしたことがわかった。
また、厚労省は、不正請求と判断した診療報酬を健康保険組合などに速やかに返還するよう病院側に求めた。市の試算によると、返還額は加算金を含め約1億2千万円になるという。
宇和島市によると、措置は6日付。厚労省が2006~07年に実施した監査で、保険診療の対象外とされた病気腎移植などの不正請求が確認され、行政処分が検討されていた。>
私の理解では「6/30が時効成立日」ということで、移植学会が6/26に「国会議員勉強会」(「8/3/'12鹿鳴荘便り【デマ/ いい話/ 新格差社会】)が開かれたのだと考える。「時効成立日」の起算が間違っていたのか?この件は、「先進医療」申請の審査にも影響を与えるので、他社の記者諸氏は、宇和島市と厚労省を取材し、事実かどうか、事実とすれば「返還」のみで「戒告」処分となったのか、その理由を報道してもらいたい。
1) 宇和島での移植は、8/8水曜日のものは記者会見をやらず、8/10金曜日, 移植手術の後に、2例分をまとめてやるそうだ。水曜日は私も参加を見送り、9日木曜日の夕刻に宇和島入りすることにした。久しぶりに近藤先生や移植スタッフなどに会えるのが楽しみだ。
石川達三の小説に『七人の敵がいた』がある。青山学院大学の教授が、女子大生を強姦したとして無実の罪に問われ、転落する実話に取材したものだ。同僚の嫉妬がテーマだが、「こんなことあるのかいな?」と思いつつ読んだ記憶がある。
「天網恢々」への反響メールを読みつつ、ふとこの小説を思い出した。
高原史が万波誠を嫉妬する理由ははっきりしている。もともと市立宇和島病院は京大系だったが、愛媛大学医学部が阪大系により作られてから、阪大系に移行した。その関係で高原は、「倫理委員会」にかけると阪大ではできない手術を、市立宇和島病院に依頼していた。無事、手術を終えた患者は高原よりも万波誠に感謝した。
これは主治医としては面白くない。嫉妬心がうまれた。それだけのことだ。
宇和島徳洲会病院か万波誠を潰せば、高原としては満足なのである。
が、高原とともに厚労省のお先棒をかついで、「医療監査」のために、宇和島に乗り込んだ寺岡慧の「意図」が謎だった。6年考えたが、わからない。藤原正彦の随筆によれば、数学者はある問題を解くのに数ヶ月はぶっ続けに考えることもあるそうだ。私は6年!
寺岡が万波を憎んでいたのではなかったのだ。彼が嫉妬していたのは、万波と接点のある学内の同僚教授で、その教授を失脚させるためのネタがありはしないかと、それを探すために宇和島に「医療監査」に行ったのである。何とも信じがたいが、これが「男の嫉妬、学者の嫉妬」というものである。
納得できない方には、石川達三の小説の一読をお薦めする。
2) 8/7夜の「朝日」ニュースにこういうのがある、出所は市立宇和島病院関係者らしい。
http://www.asahi.com/health/news/OSK201208070105.html
<宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師らによる病気腎移植をめぐり、厚生労働省が、万波医師の前勤務先の市立宇和島病院に対し、保険医療機関の指定は取り消さず、「戒告」の行政措置にしたことがわかった。
また、厚労省は、不正請求と判断した診療報酬を健康保険組合などに速やかに返還するよう病院側に求めた。市の試算によると、返還額は加算金を含め約1億2千万円になるという。
宇和島市によると、措置は6日付。厚労省が2006~07年に実施した監査で、保険診療の対象外とされた病気腎移植などの不正請求が確認され、行政処分が検討されていた。>
私の理解では「6/30が時効成立日」ということで、移植学会が6/26に「国会議員勉強会」(「8/3/'12鹿鳴荘便り【デマ/ いい話/ 新格差社会】)が開かれたのだと考える。「時効成立日」の起算が間違っていたのか?この件は、「先進医療」申請の審査にも影響を与えるので、他社の記者諸氏は、宇和島市と厚労省を取材し、事実かどうか、事実とすれば「返還」のみで「戒告」処分となったのか、その理由を報道してもらいたい。
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