【訂正】前便で、<もともと15万年前には東アフリカで人類はひとつの言葉をしゃべっていた。それがアフリカを出て、地球全体に拡散して行く過程で、1)クリック音を含む原アフリカ語、2)インド・ヨーロッパ語、2)オーストロネシア語、3)インド・ヨーロッパ語、4)ウラル・アルタイ語の4系統に分かれたにすぎない。>と書きました。
「インドヨーロッパ」が重複しており、これは明らかに間違いです。
印欧語が分かれる前に今日のアラビア語、ヘブライ語の祖先にあたる「アフロ・アジア語族」というのがありました。これと並んでイラン・インドに広く分布していた古代語がドラヴィダ語族です。従って前1万年には、1)アフリカのコイサン語族(原アフリカ語)、2)アフロ・アジア語族、3)ドラヴィダ語族、4)インドヨーロッパ語族、5)ウラル・スキタイ語族、6)オーストロネシア語族の6種が少なくとも成立していたと思われます。(B.コムリー他「新訂世界言語文化図鑑」, 東洋書林, 2005)
これは人類のアフリカからの拡散とほぼ一致していますが、ドラヴィダ語とアフロ・アジア語のどちらが先に成立したかはまだ不明です。
ドラヴィダ語の一支語としてタミール語があります。日本語の起源をタミール語につなげる説だと、ドラヴィダ語つまりアフリカからアラビア半島を経てインド洋沿いにインドから東南アジアに拡散したグループに、起源を求めざるをえず、それはそれでいろいろと面白い問題を提起してくれます。
それはともかく、「4系統」とした中味が間違っていましたので、お詫びして訂正したします。
「インドヨーロッパ」が重複しており、これは明らかに間違いです。
印欧語が分かれる前に今日のアラビア語、ヘブライ語の祖先にあたる「アフロ・アジア語族」というのがありました。これと並んでイラン・インドに広く分布していた古代語がドラヴィダ語族です。従って前1万年には、1)アフリカのコイサン語族(原アフリカ語)、2)アフロ・アジア語族、3)ドラヴィダ語族、4)インドヨーロッパ語族、5)ウラル・スキタイ語族、6)オーストロネシア語族の6種が少なくとも成立していたと思われます。(B.コムリー他「新訂世界言語文化図鑑」, 東洋書林, 2005)
これは人類のアフリカからの拡散とほぼ一致していますが、ドラヴィダ語とアフロ・アジア語のどちらが先に成立したかはまだ不明です。
ドラヴィダ語の一支語としてタミール語があります。日本語の起源をタミール語につなげる説だと、ドラヴィダ語つまりアフリカからアラビア半島を経てインド洋沿いにインドから東南アジアに拡散したグループに、起源を求めざるをえず、それはそれでいろいろと面白い問題を提起してくれます。
それはともかく、「4系統」とした中味が間違っていましたので、お詫びして訂正したします。
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