【生協書店】久しぶりに広大の生協西二店に行った。スーパーによい蛍光ペンがないので、生協には「ZEBRA」のマーカーがあるかと思ったら、なかった。
1.プラチナ、
2.Steady Line、
3.トンボ、
4.Twin、
5.ZEBRA、
と5社の製品を試したが、結果はZEBRAが一番使いやすかったのに。
中にはノック式とか、インク・カートリッジ式とかあるが、軸が太くなる分、使いにくくなる。
ZEBRAの使いやすさの秘密は、太い方の芯の角度にあるようだ。他のものは太い線を引けるように角度をシャープにしてあるので、マークが文字列の外まではみ出してしまう。
こういうものにも競争があり、淘汰圧が作用する。その圧は1)使いやすさと2)価格の関数になっている。蛍光ペンの需要が高い大学の生協にないようでは、もうZEBRAは生存競争に負けたのかもしれない。
本を少し買おうと思って、ATMに行きお金を引き出そうと思ったが、なんと銀行のATMが撤去されている。郵便局のものしかない。銀行口座からの引き出しも可能と案内にあるので試したが、上手く行かなかった。たぶん銀行から一旦、郵貯口座に金を移して、そこから引き出すのなら可能だったと思う。が、そこまでするのはバカバカしいからやめた。
10年前と違い、この生協書籍売り場も、本のレベルが落ちた。「専門書」というコーナーを見ると並んでいるのは、一般書に毛の生えたレベルだ。そこで買ったのが以下の4冊。
1)瀬山士郎:「数学記号を読む辞典」(技術評論社)
2)白楽ロックビル:「科学研究者の事件と倫理」(講談社)
3)多紀保彦(監修):「日本の外来生物」(平凡社)
4)小川真:「カビ・キノコが語る地球の歴史」(築地書館)
小川真は「キノコの教え」(岩波新書)という本を書いた人だ。古細菌と真菌は食物連鎖の最下位にある重要な生物だ。特にセシウムは真菌であるキノコに蓄積しやすい。キノコを食う、イノシシや鹿などの筋肉に濃縮されるので、チェルノブイリ原発の事故後ドイツ政府はイノシシを禁漁にしている。
いま福島産の魚介類だけが問題にされているが、やがて松茸、シイタケなどキノコ類の汚染も問題になるだろう。
「白楽ロックビル」というのは、もちろんペンネームで名大理学部分子生物学卒とある。ロックビルというのはNIHに留学した日本人が住むアパートがある町の名前だ。この本は「明治以来136年間の科学者の不正をデータベース化した」とまえがきにあるが、読売新聞の記事検索を利用しただけのこと。明らかに先行する内外の類書を参考にして書きながら、参考文献目録がない。これは一種の剽窃だ。
一般人レベルの「不正」(セクハラ、パワハラなど)と科学者にあるまじき「不正」とが区別されていない。
「日本の外来生物」を読むと、外来生物でない固有生物がはたして日本にどれほどいるのか疑問になってくる。それと「外来種を撲滅せよ」という努力は徒労だなとわかる。
アライグマはもうこの辺りにいくらでもいるし、ヌートリアも10年間で4キロくらい北進し、自宅前の国道脇の溝にも見かけるようになった。ブラックバスやブルーギルはもうごくありふれた淡水魚になった。
後は新書、文庫本のたぐい。
6)堤未果:「(株)貧困大国アメリカ」(岩波新書)
前の2冊はもっているが、完結編なので買った。
7)NHK取材班:「病院ビジネスの闇」(宝島社新書)
生保患者を食い物にする一部の悪徳病院の実態が描かれている。
「出来高払いの診療報酬制度」がそのカギになっており、1疾患について支払い上限を設けるシステムを導入しないとダメだろう。
8)岡田暁生:「西洋音楽史」(中公新書)
バッハの作曲の中には、音符列がパリンドロームになったものがあると、何かで読んだので、バロック音楽の歴史を少し勉強しようと思ったので買った。
9)池井戸潤:「オレたちバブル入行組」(文春文庫)
10) 同 :「オレたち花のバブル組」(同)
池井戸は1963年生まれで慶応大文・法卒。たぶん主人公の半沢直樹は著者の分身なのであろう。この世代は1980年代の前半、つまりバブルが始まる前か、盛りになった頃に大学を卒業しているはずだ。あの頃は高給に釣られて、理系からも銀行や証券業界に就職するのが流行った。この2冊は寝る前にベッドで読む娯楽小説。
1.プラチナ、
2.Steady Line、
3.トンボ、
4.Twin、
5.ZEBRA、
と5社の製品を試したが、結果はZEBRAが一番使いやすかったのに。
中にはノック式とか、インク・カートリッジ式とかあるが、軸が太くなる分、使いにくくなる。
ZEBRAの使いやすさの秘密は、太い方の芯の角度にあるようだ。他のものは太い線を引けるように角度をシャープにしてあるので、マークが文字列の外まではみ出してしまう。
こういうものにも競争があり、淘汰圧が作用する。その圧は1)使いやすさと2)価格の関数になっている。蛍光ペンの需要が高い大学の生協にないようでは、もうZEBRAは生存競争に負けたのかもしれない。
本を少し買おうと思って、ATMに行きお金を引き出そうと思ったが、なんと銀行のATMが撤去されている。郵便局のものしかない。銀行口座からの引き出しも可能と案内にあるので試したが、上手く行かなかった。たぶん銀行から一旦、郵貯口座に金を移して、そこから引き出すのなら可能だったと思う。が、そこまでするのはバカバカしいからやめた。
10年前と違い、この生協書籍売り場も、本のレベルが落ちた。「専門書」というコーナーを見ると並んでいるのは、一般書に毛の生えたレベルだ。そこで買ったのが以下の4冊。
1)瀬山士郎:「数学記号を読む辞典」(技術評論社)
2)白楽ロックビル:「科学研究者の事件と倫理」(講談社)
3)多紀保彦(監修):「日本の外来生物」(平凡社)
4)小川真:「カビ・キノコが語る地球の歴史」(築地書館)
小川真は「キノコの教え」(岩波新書)という本を書いた人だ。古細菌と真菌は食物連鎖の最下位にある重要な生物だ。特にセシウムは真菌であるキノコに蓄積しやすい。キノコを食う、イノシシや鹿などの筋肉に濃縮されるので、チェルノブイリ原発の事故後ドイツ政府はイノシシを禁漁にしている。
いま福島産の魚介類だけが問題にされているが、やがて松茸、シイタケなどキノコ類の汚染も問題になるだろう。
「白楽ロックビル」というのは、もちろんペンネームで名大理学部分子生物学卒とある。ロックビルというのはNIHに留学した日本人が住むアパートがある町の名前だ。この本は「明治以来136年間の科学者の不正をデータベース化した」とまえがきにあるが、読売新聞の記事検索を利用しただけのこと。明らかに先行する内外の類書を参考にして書きながら、参考文献目録がない。これは一種の剽窃だ。
一般人レベルの「不正」(セクハラ、パワハラなど)と科学者にあるまじき「不正」とが区別されていない。
「日本の外来生物」を読むと、外来生物でない固有生物がはたして日本にどれほどいるのか疑問になってくる。それと「外来種を撲滅せよ」という努力は徒労だなとわかる。
アライグマはもうこの辺りにいくらでもいるし、ヌートリアも10年間で4キロくらい北進し、自宅前の国道脇の溝にも見かけるようになった。ブラックバスやブルーギルはもうごくありふれた淡水魚になった。
後は新書、文庫本のたぐい。
6)堤未果:「(株)貧困大国アメリカ」(岩波新書)
前の2冊はもっているが、完結編なので買った。
7)NHK取材班:「病院ビジネスの闇」(宝島社新書)
生保患者を食い物にする一部の悪徳病院の実態が描かれている。
「出来高払いの診療報酬制度」がそのカギになっており、1疾患について支払い上限を設けるシステムを導入しないとダメだろう。
8)岡田暁生:「西洋音楽史」(中公新書)
バッハの作曲の中には、音符列がパリンドロームになったものがあると、何かで読んだので、バロック音楽の歴史を少し勉強しようと思ったので買った。
9)池井戸潤:「オレたちバブル入行組」(文春文庫)
10) 同 :「オレたち花のバブル組」(同)
池井戸は1963年生まれで慶応大文・法卒。たぶん主人公の半沢直樹は著者の分身なのであろう。この世代は1980年代の前半、つまりバブルが始まる前か、盛りになった頃に大学を卒業しているはずだ。あの頃は高給に釣られて、理系からも銀行や証券業界に就職するのが流行った。この2冊は寝る前にベッドで読む娯楽小説。
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