【横書き】キンドルの画面は縦125mm、横80mmで、その比は1.5375と黄金比1.618に近い。
道理で文庫本や新書のページより、見栄えが良いわけだ。ただこれでも縦書きは読みにくい。文字が小さくなるとそれを感じる。
「血液型と性格」は本文を書き上げ、引用文献も141冊を明示した。もちろん本文と番号で対応させてある。
ただ400字詰め用紙に直して272枚あるから、72枚分を削る必要があるだろう。
あとは図表の残りを完成させる仕事が残っている。索引語はテキストにゴチックで明示してある。ページ番号との対応は校正刷りの際に付けるつもりだ。見当は1ページに2個が標準だろう。私は本を索引から読むが、そういう人は少なかろう。
血液型というと多くの人が、ABO式とRh式くらいしかないように思っているが、英語でブラッド・システム(Blood System)という血液型分類システムは300種以上ある。ABO式1種の中に、A, B, O, ABと4亜型があるように、他の種にも2つ以上の亜型があるから、亜型の数は容易に1000個を超える。それに今でも新しい血液型が見つかっている。
だから「貴方の性格は未発見の血液型が決めている」と主張されたら、これ反論のしようがないです。
こういう医学、生物学的な話を書こうとすると、どうしてもアルファベットやカタカナ人名やローマ字綴りを使わざるをえない。が、縦書きだとそこに問題が出てくる。Rhという文字の意味を説明しようとすると、Rhesusというヨーロッパ産のサルの属名を出さざるをえない。Rh陽性ということは、レースス猿の赤血球と同じ抗原をもっているということなのだから。
日本語ではルビを振るということが難読字などの場合、普通に行われている。カタカナ語に欧文でルビを振ることを考えたが、小さくて縦書きの欧文ルビでは、ルビの意味をなさない。欧文を縦に書いて、カタカナでルビを振ることを考えたが、これは「発音」を示すので、問題がある。私は日本文で通常カタカナ表記されている言葉の原語を、英語表記で示したいのである。
安倍首相が小学校で英語を教える教師に、英米留学やTOEFL試験で一定の点数を条件化する政策を進めるそうだが、まったく賛成である。
血液型そのものの生化学、遺伝学それに病気との関係についての科学的説明にも英語表記が必要だし、心理学的・精神医学的側面つまり、気質(temperament)、性格(Character)、人格(personality)などの立ち入った説明にも、英語またはギリシア語、ラテン語の表記が必要になる。例えば「憂鬱症」、いまのうつ病をメランコリーというが、これがmelanocholiaというギリシア語に由来し、melanoはメラニンとかメラネシアのmelan-で「黒い」という意味、choleは「胆汁」という意味で、melanocholeで「黒い胆汁=黒胆汁」を意味し、「状態」を表す接尾語-iaが付いて、「黒胆汁症」という意味になっていることを、多くの人は知らない。
以上を縦書きにしたら、はたして読者が読むだろうか?
明らかに縦書きには表現技術の上で大きな問題がある。
私はこれまで本を書くたびに新しい実験をしてきた。
そこで今回は、新書で横組みにして、人名や用語のカタカナ語に欧文スペルをルビとして付けることをやってみたい。
今はWIKIが普及しているから、英語スペルがわかれば簡単に英語検索ができ、書かれている内容の真偽を読者がチェックできる。
日本語では「BとV」、「LとR」の区別がないのをはじめ、ドイツ語のウムラウトも表現できない。英語では母音の後にEを付ければUeのように、Uウムラウトを表示できる。
MS-WORDでルビを振ってみると、Verが旧いせいかルビを付けた行の上下に余白が増え、行間が開いてしまう。
ところがキンドルの画面を見ると、ルビを振った行もルビなし行と同じ間隔で並んでいる。行間揃えは簡単にできることだと思う。
編集者が「新書で横書きというのは…」と難色を示しているが、これからは横書きの時代だと確信がもてたし、理論武装もできた。
ダメなら話をAMAZONに持ち込んで、いきなり電子ブックで売ってもらおう。
あ、そうかまだ索引の問題が残っていた…
道理で文庫本や新書のページより、見栄えが良いわけだ。ただこれでも縦書きは読みにくい。文字が小さくなるとそれを感じる。
「血液型と性格」は本文を書き上げ、引用文献も141冊を明示した。もちろん本文と番号で対応させてある。
ただ400字詰め用紙に直して272枚あるから、72枚分を削る必要があるだろう。
あとは図表の残りを完成させる仕事が残っている。索引語はテキストにゴチックで明示してある。ページ番号との対応は校正刷りの際に付けるつもりだ。見当は1ページに2個が標準だろう。私は本を索引から読むが、そういう人は少なかろう。
血液型というと多くの人が、ABO式とRh式くらいしかないように思っているが、英語でブラッド・システム(Blood System)という血液型分類システムは300種以上ある。ABO式1種の中に、A, B, O, ABと4亜型があるように、他の種にも2つ以上の亜型があるから、亜型の数は容易に1000個を超える。それに今でも新しい血液型が見つかっている。
だから「貴方の性格は未発見の血液型が決めている」と主張されたら、これ反論のしようがないです。
こういう医学、生物学的な話を書こうとすると、どうしてもアルファベットやカタカナ人名やローマ字綴りを使わざるをえない。が、縦書きだとそこに問題が出てくる。Rhという文字の意味を説明しようとすると、Rhesusというヨーロッパ産のサルの属名を出さざるをえない。Rh陽性ということは、レースス猿の赤血球と同じ抗原をもっているということなのだから。
日本語ではルビを振るということが難読字などの場合、普通に行われている。カタカナ語に欧文でルビを振ることを考えたが、小さくて縦書きの欧文ルビでは、ルビの意味をなさない。欧文を縦に書いて、カタカナでルビを振ることを考えたが、これは「発音」を示すので、問題がある。私は日本文で通常カタカナ表記されている言葉の原語を、英語表記で示したいのである。
安倍首相が小学校で英語を教える教師に、英米留学やTOEFL試験で一定の点数を条件化する政策を進めるそうだが、まったく賛成である。
血液型そのものの生化学、遺伝学それに病気との関係についての科学的説明にも英語表記が必要だし、心理学的・精神医学的側面つまり、気質(temperament)、性格(Character)、人格(personality)などの立ち入った説明にも、英語またはギリシア語、ラテン語の表記が必要になる。例えば「憂鬱症」、いまのうつ病をメランコリーというが、これがmelanocholiaというギリシア語に由来し、melanoはメラニンとかメラネシアのmelan-で「黒い」という意味、choleは「胆汁」という意味で、melanocholeで「黒い胆汁=黒胆汁」を意味し、「状態」を表す接尾語-iaが付いて、「黒胆汁症」という意味になっていることを、多くの人は知らない。
以上を縦書きにしたら、はたして読者が読むだろうか?
明らかに縦書きには表現技術の上で大きな問題がある。
私はこれまで本を書くたびに新しい実験をしてきた。
そこで今回は、新書で横組みにして、人名や用語のカタカナ語に欧文スペルをルビとして付けることをやってみたい。
今はWIKIが普及しているから、英語スペルがわかれば簡単に英語検索ができ、書かれている内容の真偽を読者がチェックできる。
日本語では「BとV」、「LとR」の区別がないのをはじめ、ドイツ語のウムラウトも表現できない。英語では母音の後にEを付ければUeのように、Uウムラウトを表示できる。
MS-WORDでルビを振ってみると、Verが旧いせいかルビを付けた行の上下に余白が増え、行間が開いてしまう。
ところがキンドルの画面を見ると、ルビを振った行もルビなし行と同じ間隔で並んでいる。行間揃えは簡単にできることだと思う。
編集者が「新書で横書きというのは…」と難色を示しているが、これからは横書きの時代だと確信がもてたし、理論武装もできた。
ダメなら話をAMAZONに持ち込んで、いきなり電子ブックで売ってもらおう。
あ、そうかまだ索引の問題が残っていた…
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