【スモッグ】
16日(水)は久し振りに広島に出て夜、友人たちと談話会をやった。STAP細胞の疑惑を指摘したのはよいが、4月に入りメディアの取材が重なるようになり、いささかくたびれた。気分転換をしないと身体がもたない。幸い出版社のKさんが、アレンジしてくれた。場所は前に食中毒になった店。「同じことは二度と起きない。かえってサービスがよいはず」といったが正解だった。自宅まで謝罪に来た副店長と店長が挨拶に来て、歓待してくれた。
美味しい瀬戸内の魚料理を食べ、酒を酌み交わして歓談したら気分がよくなった。友だちはありがたいと思った。あまり酔った思わなかったのだが、帰りのJRは一駅乗り過ごした。
14:40豊栄発広島行きの高速バスに乗り、16時前八丁堀で下りた。下りた途端に眼がチカチカした。見上げるとものすごいスモッグである。丸善で本を十冊ばかり買い、宅配を依頼した後、地階に下りて銀山町電停の方に歩いて、良いアングルを探してスモッグの写真を撮影した。50m先からもう視界が濁り始め、紙屋町にあるビル群は霞んでいる。旧市街地の西端にある2キロ先の己斐の山は樹木が微かに見えるが、山腹は見えない。
下の写真は翌17日午後に、自宅前の海抜500mの山頂から福富町の集落を撮影したもの。黄砂があり遠方(5Km以上)の山が霞んでいるが、10Km以上先にある白木山のピークがちゃんと見える。地表部にスモッグはない。広島市街とどこが違うかというと、車が全然いない。広島市街は大変な数の車が動いており、渋滞も激しい。
どうも厚い黄砂が上空を覆うと、都市の自動車排気ガスの拡散が妨げられて、こうしたスモッグが発生するのではないかと思う。
昨日、写真を撮った後で、ふと気づくと、通るタクシーの運転手が大きなPM2.5用のマスクをしている。旧天満屋前で乗ったタクシーも運転手がマスクをしていた。眼だけが出ている。「広島はスモッグがひどいですね」というと、「そうですよお客さん、私らはマスクせにゃあ、やれんですよ」という。聞けばマスクなしだと、鼻や喉の粘膜を痛めるそうだ。タクシーは昼間に市街地を走るから空気の汚れに気づくが、多くの勤め人は室内にいて数メートル先しか見ていない。だから吸っている空気の汚れに気づかないのだろう。
会食の席でその話をしたら、飛行機で羽田空港に下りるときに見る、東京のスモッグの方がもっとひどいと誰かがいった。今、広島市内には空港がなくなり、自宅付近にある新広島空港になった。ここは付近に小野篁が修業した真言宗の寺があるくらいで、空気は非常によいところだ。広島人は広島市内に飛行機が下りないから、東京だけ空気が汚れていると思っている。
1970年代に自動車の普及に伴い、東京や川崎に光化学スモッグが発生し、小中学校が臨時休校したことがあるのを思い出した。あの頃外国から来た人は、羽田空港に下りると眼がチカチカすると言っていた。1960年頃、「煙が眼にしみる」というポピュラーがあった。ナット・キング・コールが唱ったと思う。http://ja.wikipedia.org/wiki/煙が目にしみる_(曲)
あれはタバコの煙だと思うが、スモッグが目にしみるというのは歌にもならない。
16日(水)は久し振りに広島に出て夜、友人たちと談話会をやった。STAP細胞の疑惑を指摘したのはよいが、4月に入りメディアの取材が重なるようになり、いささかくたびれた。気分転換をしないと身体がもたない。幸い出版社のKさんが、アレンジしてくれた。場所は前に食中毒になった店。「同じことは二度と起きない。かえってサービスがよいはず」といったが正解だった。自宅まで謝罪に来た副店長と店長が挨拶に来て、歓待してくれた。
美味しい瀬戸内の魚料理を食べ、酒を酌み交わして歓談したら気分がよくなった。友だちはありがたいと思った。あまり酔った思わなかったのだが、帰りのJRは一駅乗り過ごした。
14:40豊栄発広島行きの高速バスに乗り、16時前八丁堀で下りた。下りた途端に眼がチカチカした。見上げるとものすごいスモッグである。丸善で本を十冊ばかり買い、宅配を依頼した後、地階に下りて銀山町電停の方に歩いて、良いアングルを探してスモッグの写真を撮影した。50m先からもう視界が濁り始め、紙屋町にあるビル群は霞んでいる。旧市街地の西端にある2キロ先の己斐の山は樹木が微かに見えるが、山腹は見えない。
下の写真は翌17日午後に、自宅前の海抜500mの山頂から福富町の集落を撮影したもの。黄砂があり遠方(5Km以上)の山が霞んでいるが、10Km以上先にある白木山のピークがちゃんと見える。地表部にスモッグはない。広島市街とどこが違うかというと、車が全然いない。広島市街は大変な数の車が動いており、渋滞も激しい。
どうも厚い黄砂が上空を覆うと、都市の自動車排気ガスの拡散が妨げられて、こうしたスモッグが発生するのではないかと思う。
昨日、写真を撮った後で、ふと気づくと、通るタクシーの運転手が大きなPM2.5用のマスクをしている。旧天満屋前で乗ったタクシーも運転手がマスクをしていた。眼だけが出ている。「広島はスモッグがひどいですね」というと、「そうですよお客さん、私らはマスクせにゃあ、やれんですよ」という。聞けばマスクなしだと、鼻や喉の粘膜を痛めるそうだ。タクシーは昼間に市街地を走るから空気の汚れに気づくが、多くの勤め人は室内にいて数メートル先しか見ていない。だから吸っている空気の汚れに気づかないのだろう。
会食の席でその話をしたら、飛行機で羽田空港に下りるときに見る、東京のスモッグの方がもっとひどいと誰かがいった。今、広島市内には空港がなくなり、自宅付近にある新広島空港になった。ここは付近に小野篁が修業した真言宗の寺があるくらいで、空気は非常によいところだ。広島人は広島市内に飛行機が下りないから、東京だけ空気が汚れていると思っている。
1970年代に自動車の普及に伴い、東京や川崎に光化学スモッグが発生し、小中学校が臨時休校したことがあるのを思い出した。あの頃外国から来た人は、羽田空港に下りると眼がチカチカすると言っていた。1960年頃、「煙が眼にしみる」というポピュラーがあった。ナット・キング・コールが唱ったと思う。http://ja.wikipedia.org/wiki/煙が目にしみる_(曲)
あれはタバコの煙だと思うが、スモッグが目にしみるというのは歌にもならない。
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