【福島の外報】NYTには相変わらず福島事故の記事が大きなスペースを占めている。10/24記事の見出し。読まれているトップテンの記事中2本が、依然として福島関係。
With a Plant’s Tainted Water Still Flowing, No End to Environmental Fears(汚染水の流出止まらず、環境への脅威、終息の兆しなし)
http://www.nytimes.com/2013/10/25/world/asia/with-a-plants-tainted-water-still-flowing-no-end-to-environmental-fears.html
同じく Fear vs. Radiation: The Mismatch(恐れと放射線:ミスマッチ)
http://www.nytimes.com/2013/10/22/opinion/fear-vs-radiation-the-mismatch.html?src=recg
と題してハーヴァード大学のDavid Ropeik博士が論説を寄せている。
<Our anxiety about nuclear radiation is rooted in our understandable fear of the terrible power of nuclear weapons. But in the 68 years since those weapons were first used in anger, we have learned, from the survivors of Hiroshima and Nagasaki themselves, that ionizing radiation ― the type created by a nuclear reaction ― is not nearly the powerful carcinogen or genetic mutagen that we thought it was.(われわれの放射能に対する不安は核兵器に対する了解可能な恐怖に根ざしている。しかし68年前、これらの武器が怒りに駆られて最初に使用されて以来、ヒロシマ、ナガサキの生存者から、核反応により生まれるタイプの放射線は、考えられていたほど強力な発がん作用ないし遺伝的突然変異源ではない、ということをわれわれは学んだ。)>
身分がinstructor(助手)とあるから、これは長文だが投稿かと思う。
論点は実際の放射能の医学・生物学的影響に比べて心理的な恐怖がつよいのはなぜか、というところにある。
米国が「怒りに駆られて」原爆を使用したと、サラッと書いているところが興味深い。なお使用されている被曝者のがんについての数値は、日本にある「放影硏」の調査データである。原爆投下は、アメリカ人にとって道徳的な過ちであり、その罪悪感が彼らに放射能恐怖症を引き起こしていると考えると、状況が理解できるだろう。しかし米国政府が謝罪するとは考えにくい。
With a Plant’s Tainted Water Still Flowing, No End to Environmental Fears(汚染水の流出止まらず、環境への脅威、終息の兆しなし)
http://www.nytimes.com/2013/10/25/world/asia/with-a-plants-tainted-water-still-flowing-no-end-to-environmental-fears.html
同じく Fear vs. Radiation: The Mismatch(恐れと放射線:ミスマッチ)
http://www.nytimes.com/2013/10/22/opinion/fear-vs-radiation-the-mismatch.html?src=recg
と題してハーヴァード大学のDavid Ropeik博士が論説を寄せている。
<Our anxiety about nuclear radiation is rooted in our understandable fear of the terrible power of nuclear weapons. But in the 68 years since those weapons were first used in anger, we have learned, from the survivors of Hiroshima and Nagasaki themselves, that ionizing radiation ― the type created by a nuclear reaction ― is not nearly the powerful carcinogen or genetic mutagen that we thought it was.(われわれの放射能に対する不安は核兵器に対する了解可能な恐怖に根ざしている。しかし68年前、これらの武器が怒りに駆られて最初に使用されて以来、ヒロシマ、ナガサキの生存者から、核反応により生まれるタイプの放射線は、考えられていたほど強力な発がん作用ないし遺伝的突然変異源ではない、ということをわれわれは学んだ。)>
身分がinstructor(助手)とあるから、これは長文だが投稿かと思う。
論点は実際の放射能の医学・生物学的影響に比べて心理的な恐怖がつよいのはなぜか、というところにある。
米国が「怒りに駆られて」原爆を使用したと、サラッと書いているところが興味深い。なお使用されている被曝者のがんについての数値は、日本にある「放影硏」の調査データである。原爆投下は、アメリカ人にとって道徳的な過ちであり、その罪悪感が彼らに放射能恐怖症を引き起こしていると考えると、状況が理解できるだろう。しかし米国政府が謝罪するとは考えにくい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます